2時間でわかる 短期10倍銘柄の見つけ方
私はこの本の内容もそうですが、この本とブログを通して読み取れるこの作者の40年にわたる株投資に対するまじめな取り組み姿勢に非常に好感を持ち、リスペクトの念を持ちました。
本を購読してからは、毎日のブログを楽しみにしています。予想がはずれたときなどは、40年やっている方でもはずれることがあるのだから、1年そこそこの自分にはまだまだ歯が立たないほど株の世界は深いものだということを認識させられ、気が引き締まる思いです。
株は自己責任。今後もブログを参考にさせていただき、作者と同じように確固たる自分の取引方法を確立させていくために、作者に負けないように努力していこうと思います。
株の勝ち方はすべて外国人投資家が教えてくれる
株初心者の場合は、同じ著者の「仕手株でしっかり儲ける投資術」
を読んでからこの本を読んだほうが面白いと思います。
トレンド判断の手法とトレンドに応じた手法に重点を置いた本です。
タイトルと絡めて説明すると
外国人の売買動向に注目した中原氏の株式投資スタイルの説明といった内容です。
私の場合は、読むのに休日2日がかかりました。
ですが、内容的には読みやすいと思います。
重視するべき大きな経済指標も紹介されています。
序文の
「どのトレンドのときに株式投資を始めたかによって、私たちの考えは固定されてしまいます。」
はなかなか意味のある言葉だと考えさせられました。
この人の本は何冊か読みましたが、
投資教育の伴わない、貯蓄から投資へのスローガンの一人歩きは危険だとつくづく感じました。
株式市場を通じた日本から国外へのお金の流出が起こっているのでは?とも思いました。
この人の初期の本が売れた理由のひとつは、
大口投資家が様々な市場でなにをやっているのか、
世界レベルでの投機マネーの流れを、
株式投資の勉強を通じて
一般市民に結果的に垣間見せているからでしょう。
仕手株でしっかり儲ける投資術
仕手株のことを主題としてはいるが、内容はまじめで煽るような類の本ではない。
リスク管理のしかたや大口の動きを詳細に解説しているだけでなく、多くの心構えを学ぶことができ完成度の高い実用的な本だといえる。
印象に残ったのは最初の記述。
著者は「米国の住宅バブルはあと2年以内にはじけるから、株式で儲けられるのはあと2年以内だ。
そのあとは原油などの商品に投資資金が流れる」と最初のページで確信的にいっている。本当にそうなると困るわけだが…。