NOW AND THEN~失われた時を求めて
いろいろな進路を漠然と夢想していたのだけど、自分が選べるのはただ一つの道だということに気がついたようだった。
そういうのは失意でもあるのだけど、そういう自分の人生を引き受ける覚悟も定めた。少し震えるようでもあった。
幼い頃の、可能性を漠然と考えていた頃のことは、今思うと、必ずしも間違っていたわけではないとも思う。それはそれでよかったのである。ただ、もう、そういった罪のないあどけなさからは離れていくだろう。そういった覚悟はやはりものすごく悲しいことではあった。
少年はやはり、人生を発見したのだと思う。それは自分を実現するというよりは、我慢とか犠牲の生活であるかもしれない。
忙殺されるようでもあるかもしれない。でも、なにかいろいろなことが起こるかもしれない。かすかにそういったことに希望をつないだ。
でも、おそらく自分はおおよそ孤独に生きていくのかもしれない。
少年は地上の住人になった。そして与えられた時間は瞬くほどの間なのだ。
Dreams
織田哲郎さん作曲にしては珍しい少し暗めの曲ですが、浅岡さんの力強いボーカルがそう感じさせてくれない。そんな1曲だと思います。
そして、織田さんが作曲した曲の特徴として、なかなか飽きがこない!