マンガでわかる有機化学 結合と反応のふしぎから環境にやさしい化合物まで (サイエンス・アイ新書)
見開きの右ページがマンガ,左ページが文章という構成。マンガはかわいいが,それほど
おもしろいとは思わない。けれどもそのマンガが,よい意味で理解の助けになっている。
左ページも,文章のページながら図を多用していてわかりやすい。
右ページだけ,左ページだけでもそれぞれ一冊の本になるぐらいのよい出来具合。それが
合わさって,相乗効果が現れているところがこの本の特徴。化学は暗記ではなく理屈だと
いうことがよくわかる。
高校化学にとどまらず、大学化学や応用的な話も入っているので、高校生から大人まで、
広くお勧めできる。一つだけ注文を言うなら,高校化学とは表記が異なるところに注釈が
あると親切。
化学に興味を持っている人や、化学の勉強をしている人にお勧めしたい良本。
リング~最終章~(1) [VHS]
フジテレビの木曜劇場にて、99年の冬ドラとして放送された作品。
映画版と違ってホラー要素は少なく、サスペンス的な要素の方が目立っていると思います。死体が映し出される時の演出などは安っぽくて少し笑ってしまいますね。でも主演の柳葉敏郎の演技はいいし、まだ若々しい長瀬智也が演じる高山竜司(映画で真田広之が演じていたことを考えると、少し違和感を覚えますが)も怪しさタップリでいい感じ。そして何より、続きが気になる作りになっているのが大きいですね。ビデオの中古価格も安いので、興味のある方は見ても損はないと思います。
いい人ぶらずに生きてみよう (集英社新書)
ごもっともなお話です。
宗家に生まれるということ、その宿命、背負ったものについてはなるほどと感じました。
宗家御自身が御立派だったのは、若いうちにその立場を理解しようと努力されたことです。
世襲制ということでは同じ仕組みを持つ、どこかの某のぼせた酒癖の悪い若造につめの垢でもせんじて飲ませたいと思いました。
望んだわけでもないのに、思い看板を背負い、その宿命を受け止める。
凡人にはできません。
だからこそ、逸材でなければ門下の頂点には立てないのでしょう。
それには、名前の大きさにあぐらをかくのではなく、名前を汚さぬように邁進する姿勢が望まれるのです。
今、この本が必要なのは一般人の私達より、某歌舞伎役者でしょう。
暗黒神話・餓鬼の章 [VHS]
何という忠実で誠実で上質なアニメ化だろうか。
キャラクターデザインをみたときは原作そのままのグダグダな絵(ほめ言葉)に不安になったが杞憂だった。前後編併せて一時間半の「見事な作品」が現れた。どこもすばらしいが、餓鬼の動きとその強さは恐怖である。諸星世界を愛すると自認する方ならこの作品だけはなんとしても見ておかないと。こんな名作がDVD化もされず、このまま消えていくのはあまりに惜しい。たまらずレビューを書いてしまいました。あなたが、武ほどの時間をかけることなくこの豊かな作品を体験できますように。
ブレイクスルー総合英語 改訂版
学校でブレイクスルーの問題集を使っています。所々にブレイクスルー総合英語のページ参照が出てくるので、気になっていました。わかりにくいところも、この参考書を引けばよく分かるので役立っています。