小さな魔女と空飛ぶ狐 (電撃文庫)
正直、自分も当初は大槍氏の表紙を見てのジャケ買いでした。
しかし読み終わってみれば、中身の面白さににも十分満足できていました。
空戦のなどの描写では、今まで自分が読んだことのある電撃文庫とはちょっと違った濃密さで
独特の緊張感が出せていたと思いますし、背景設定なども「ないだろうとは分かっていても」
同じ世界観で別の話を読みたくなるような、いい意味で小ネタが詰まっていて楽しかったです。
さて、表題についてですが。
本編もあとがきも読んだ方は、ゲーム「エスプガルーダ2」と「エースコンバットシリーズ」について
プレイしなくてもいいので(プレイしてみたほうがより良いですが)調べてみると
読み返したときにより楽しめます。
特にエスプガルーダについては、同ゲームのファンには有名なネタが本文中に結構堂々と出てくるので
探してみるのも一興かもしれません。ちなみに自分は事前に知っていたので気づいたときに思わずニヤッと
してしまいました。
『ライトノベルでそこまで深く読みこむ必要があるのか?』と思われる方もいるとは思いますが、
ライトノベルだからこそ1回読んで読み捨てる前に、ちょっとだけ視野を広げるような接し方もありますよ。と
いうことでひとつ。
大槍葦人自選画集 LITTLE WORLD 【書籍】
夏コミで先行購入をしました。
自選画集ということもあり、非常にこだわりを感じる1冊でした。
大槍氏のコメントもほぼ全頁に記載され、それでも違和感を感じないページデザイン。
画集の中では196Pとボリュームにも問題も無くほぼ10年のカラーの歴史を拝むことが出来ました。
コミケ購入品は1ページ印刷ミスがあったため、交換を希望しましたがこちらの商品は刷りなおし版だそうで安心です。
表紙のイラストが好きなら、文句無くお勧めの1冊です。
大槍葦人ラフ画集総集編 『BETAGRAPH COLLECTION』【書籍】
過去に出版された設定・ラフ画集を1冊にまとめたもので
・BETAGRAPH2(白詰草話):p002〜
・SECRET GARDEN(Quartett、ロマネスク):p088〜
・BETAGRAPH about PERIOD(ピリオド):p174〜
・BETAGRAPH4(企画段階のフェアリースなど様々):p248〜
・BETAGRAPH5(シュガーコートなど):p324〜
の合計400ページになるかなり分厚い本です
収録されている絵は基本かなりラフいですが、キャラクターの設定やデザインの変遷、
同人時代の絵や没企画など様々な絵が収録されていてファンには嬉しい一冊。
「えっこれ18禁じゃなくて大丈夫なの?」な絵もちらほら、いやかなり沢山あります、
芸術なので大丈夫。
ゲーム会社リトルウィッチの作品は大体カバーされているのですが、残念なことに
19世紀のイギリスを舞台にしたメイドさん中心な作品「ロンド・リーフレット」は
このようなラフ・設定画集が出ていなかったのかぽつんと抜け落ちてしまっています。
それだけが惜しい本でした。
flowers ~Quartett!サントラCD~
やはり「咲き誇る季節」でしょう。シングルカルッテットバージョンもいいけど、ダブルカルッテットバージョンも最高です。メーカーの前作「白詰草話」もそうだけど、ここはとてもいい音屋さんを起用しますなぁ。
つぼみ VOL.10 (まんがタイムKRコミックス GLシリーズ)
つぼみも10巻目の大台突入ですか!…はやいものです
隔月刊化して、テンポがよくなって…クオリティも下がってはいないと思います
逆に上がったかと聞かれると、どうかなー?ですね
最近は「ひらり、」さんも結構追いあげてきていますしね
で、内容なのですが、先のレビューにあったとおり、縞野先生の作品は二つ載っています
私も、好きなほうですね!これは。
も一つあげさせていただきますと、ナヲコ先生の「プライベートレッスン」は5.5話目です
なぜそんな中途半端?なのかといいますと…読めばすぐ分かります
全体的に言えば、「一歩前進」があって「はじまり」があってーの、ちょいちょい「暗雲」があるって感じです
続きが気になる作品がありますゆえ、vol.11が若干待ち遠しくもあります
つぼみの全体的な流れ、組み立て方自体は変わっておりませんので、今までが好きだった人は大丈夫
今までの流れが好きじゃないって人には、あまりオススメはできません