ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)
マンガから入って、個人的には一番怖くて何度も読んだ好きな話でした。その後、原作の文庫を手に入れられて、流石にマンガで内容を知った後に読んだので、新鮮な読後感は得られなかったものの満足できました。
でもこれは、起承転結でいう承の部分が間延びして感じてしまいました。カタカナや専門用語も、も少し説明して欲しかったです。もしかすると、通じる方のほうが多いのかもしれませんが、私は分からない単語があって、調べるのも面倒で分からないままです。
前にも書きましたが、文庫からサイズが大きくなってるので、台詞のみで進む場面ではページだとスカスカに見えてしまいました。内容とは関係ないのは分かってますが、視覚的にガッカリするページが僅かにありました。
内容は中盤の間延び感で、読むのにもたつきましたが、後半の謎解きというのか、怪異の正体が分かり解決していくまでの過程は面白かったです。
十二国記 Blu-ray BOX 1 「月の影 影の海」
最初はDVD版の方を購入しようと思っていたのですが、BD版の方には新作ミニドラマが付いてくると知り、こちらを購入しました。
ミニドラマは届いてから何度も再生しましたが、期待を裏切らないとてもいいお話でした。
こちらを購入して後悔はありません。
迷っている方にはこちらがオススメです!
是非『図南の翼』以降もアニメ化してほしいなぁ……
十二国記 DVD BOX4 「東の海神 西の滄海」
とうとう手に入りました!!
十二国記 の中でも、このシリーズが一番好きで、欲しかったDVDなんです!
前回の「風の万里 黎明の空」とのつなぎも考えてか、その主人公の一人・祥瓊についての後日談も入っています。
彼女の父親である王を殺し、芳国民を救った月渓に、彼女が送った手紙…。
彼女が恭国で犯した罪の、供王の始末、とか。
月渓は…せつないですね。左将軍に話せてよかったんだと思います。
大義のためだけに立ったのなら、きっと国のために仮の王をすぐに引き受けたのでしょうが…。
こういうところが見れたのもよかった。^^
それにしても、改めて見ると延王のまわり、じつに男くさいですね!!笑
なんだろう、木の実のように子供ができるこの世界で、遊郭に出入りするような「好きもの」の延王の周りが、男ばっかり(しかも遠慮なく文句いいまくる 笑)というのが、すっごくおかしかったです。
体育会系だなあ、この国。笑
一度、国を失ったからでしょうか。
延王の考え方は、為政者として、とてもいいと思います。
ふらふらと頼りない風に振舞いながら、すべきことはし、考えるべきは考えている。
為政者とは民を殺すもので、その数が少なければ少ないほど賢王と称えられる、というのは、自虐すぎ?とは思いつつ、延王の腹の括りっぷりが表れている言葉だと思いました。
口は悪いけれど、延麒を可愛がっているのもすごく伝わってきて、なんだか「お父さん〜っ><」と思ってしまいました。笑
一番好きなシーンは、もうラスト近く。
牢屋の中で、すさんだ言葉を吐く更夜に怒鳴るシーン。
延麒と更夜は本当に友達で、
互いに互いを思いやっているけど、
だからこそ自分の想いも譲れなかった。
だからきっと、この二人だけでは平行線で、きっともうどうにもならなかったのだと思います。
更夜は延王の手を振り払って出ていきますが、それでも最後の最後のあの選択は、
この延王の言葉が「させた」のではないかと思うのです。
延王と更夜との約束
延王と延麒との約束
それは、まだ「果たされてはいない」ようですが、それこそ「信頼の証」なのだと、そう思えて微笑ましく感じました。
月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
誰からも嫌われたくなくて、いい子を突き通す主人公陽子。
そんなごく平凡で優等生の彼女が、ある日とつぜん無愛想な金髪のにいちゃんに異世界へつれられてしまう…。と、ここで普通ならその人か、はたまた誰かがその世界で助けてくれてもよいのですが、彼女は異世界について早々見放されます。さらに村に入ったら捕まえられて、親切されたと思えば裏切られて。並の苦労じゃないですね;もう上巻は人特有の黒い部分が出てて、ここまでするか!って感じです。
それでもただの女子高生の陽子が、強くカッコイイ王様に変わってく様は目をはなせないです。どんどん引きつけられてしまうから不思議。
裏切られなかがらも強くなっていく陽子をついつい応援してしまうのです。後半は爽快!よく頑張った陽子!!と言いたくなってしまいます。ファンタジー苦手な方は多いと思いますが、これはファンタジーというより「人間」を描いた、壮大なお話。この世界独特のしきたりや定めに、人物達と一緒に考えたり悩んだり怒ったりしてください。悪も善も、みんなそれなりに理や考えがあって、惹かれることでしょう。
ぜひぜひ、みなさんも十二国記の世界をのぞいてみては?
十二国記 - 月迷風影
この曲は凄い!アニメ・小説で大人気の「十二国記」の壮大な世界観がこの一枚に入ってるといっても過言ではありません。このCDの一番の魅力はやはりTVアニメ「無限のリヴァイアス」以来の主題歌を歌うメインボーカル、有坂美香さんの鳥肌もんの歌唱力ですね、曲目「月迷風影」での有坂さん独特の迫力あるハスキーボイスはまさに絶品!更にコーラスの吉良知彦さんの美声も良い!とてもカッコ良くて感動してしまう名曲といえる一曲なのです。そして続く二曲目の「十二幻夢曲~孤月蒼夜」は一変して有坂さんのオペラ歌手並みの美声が聴けるとても幻想的で神秘的な曲。聞いてるとなんだか懐かしい感じがして思わず感動してしまう、そんな一曲です。ファンの方もそうでない方も、買って損はしませんよ。