「狂言劇場」その弐 [DVD]
「狂言劇場その弐」の中で
「鏡冠者」を小三、小一の子供が「怖いけどおもしろい」と言って何度も観ています。
どこが好きなの?と訊くと
「ありがたぁ〜〜い」や「どぶ、どぶ、ぷしゅぅ」の言葉と萬斎さんの仕草が良いらしいです。
太郎冠者と鏡冠者の舞も好きでふたりでマネをしています。
私が好きな場面は萬斎さんのお酒を飲み干したお顔が本当にお酒を飲んでいるように見えるところです。
観ていて私まで酔った気分になります。
ゴールデン☆ベスト 来生たかお バイオグラフィー
初CD化の「4.試練」「6.ほほえみの扉」が収録された。「 10.Goodbye Day」は、ファーストテイクのオリジナルシングルヴァージョン。これまでのどのベストにも収録されなかったシングルの「14.気分は逆光線」など、このベストはマニアにはもちろん、初めて聞く人にもお奨め。この前に出たベストとはヴァージョンが異なるものも多数あるので、この価格ではお得。
将棋世界 2011年 10月号 [雑誌]
棋書のレビューを今まで主に書いてきましたが、将棋世界誌をレビューするのは初めてです。
はっきりいいまして 今月は、買いです。
藤井矢倉の原理という小冊子につきます。
藤井さんが流行させた 早囲いは、佐藤康光さんの書籍で始めて解説され、その棋書もわかりやすかったですが
やはり藤井さん自身の口で語られるこの原理は、なるほどと思います。
思いついた原点から課題の局面まで多種多彩ですが、 藤井さん自身が語られる藤井流早囲いは、1手得が目的ではないとはっきり語られていたのが新鮮でした。構え自体 片矢倉+脇システムですが、藤井さんの斬新な発想からうまれたこの戦法を知るには、これ以上ありません。
来月号に実戦編が登場するそうですが、それもいまから買いと思って間違いありません。
その他 本誌に目を通すと不可解な負け方をした王位戦4局の広瀬さんの観戦記により なるほど不可解な負けの内容がわかりました。
いろいろ 書きましたが、今月号は、小冊子により買いの1手です。
ただ これだけ発想、解説できる藤井さんがA級に戻ってきてくれる日をお待ちしています。
入門 HTML5
本書は、(当然ながら)HTML5について書かれた本である。
CSS3やJavaScriptについて書かれた本ではない。
「よ〜し、いっちょかっこいいWebサイトを作ってやるか」と思い立つ人に対して、実用的なテクニックを伝授するための本ではない。
それでは、本書の想定読者はいかなる人物であろうか。
昨今、巷で言われるような「今後、Flashの代わりにHTML5が台頭する」だの、「HTML5は(HTML4やXHMTL1.0と違って)、Webアプリケーションを包含する標準」だのといったような、「HTML5」というキーワードそのものに興味を持つ人たち。
と書くと、ビジネス書の類いに思われるかもしれないが、本書は技術的な解説書であり、ビジネス書の範疇には入らない。著者の、WWWの歴史に裏打ちされた博識あふれる文章を解釈するには、少なくとも一度は「(HTML4.0等)なんらかのマークアップ言語の仕様」について、想いを馳せたことがあることが望ましい。
本書は、入門書の名の通り、文章は平易で敷居は低い。HTML5が生まれた背景と、HTML5を構成する技術と、HTML5が実現する体験を知ることができ、「HTML5とはこういうものだ!」を理解をするのに適した本である。
一冊まるまる使ってHTML5を啓蒙しているような、一貫する信念を感じ取れる書である。