ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation
シラバスに具体的な例をつけて説明しており、まさに「教科書」。
実業務でもこれが手元にあると役に立つと思う。
しかし、試験対策という点から見るとこの本だけでは不安。
掲載されている問題が少ない。
業務経験があればこれだけでも試験に挑めるかも知れないが、
学生や、システム開発経験の無い方には厳しい。
資格取得を目指すなら、他の本やWebで追加勉強することをオススメします。
新・喜びも悲しみも幾歳月 [VHS]
「新喜びも悲しみも幾年月」は木下恵介の名作「喜びも悲しみも幾年月」の続編だが、ヒットしなかった。一般的にも評価は高いとは言い難い。しかし灯台・岬そのものが好きな私には何よりの続編だ。この作品は現在入手できない。正確にはできる(BOX内の一作品として収録販売)のだが、余計な作品も併せて高いBOXを買う気にはなれない。マーケットに埋没してしまった。業を煮やした私は中古のテープ作品を入手し、(個人的な視聴目的で)HDDにダビングすることにした。あまりにも受動的な行動でレアケースかもしれない。しかし、業者の方はこういうバイヤーもいることに注目してもらいたい。
ANYTHING GOES(紙ジャケット仕様)
このアルバムがCD化されることは未来永劫ないものと諦めていました。
何度もアマゾンで検索し続け半ばあきらめていたところに奇跡のCD化。
28年前に、なけなしの小遣いから購入したアルバムを再び手にする感動は
ひとしおです。
ふと聞いたサウンドに引き込まれて、調べてみると清水信之だったという
偶然をもう数え切れないほど経験してきました。安部恭弘、EPOから
始まって、岡田有希子のファーストアルバムのオープニングの名曲「さよなら
夏休み」や、真鍋ちえみの「不思議少女」の中にひときわ目立つオリジナル曲と
トータル完成度の高い仕上がり。香坂みゆき「ニュアンスしましょ」、高見知佳の
「くちびるヌード」、高井麻巳子の「メロディ」。挙げればきりがありません。
SMAPのセロリの前奏を聞いて「おやっ!」と思ったり、中島美嘉のアルバムを
聞き流していると、ストンと落ちてきたり。そのどれもが清水信之であること
が幸せです。
そんな彼の才能あふれるソロアルバムです。やっぱりいいものはちゃんと
誰かが分かっていて、こうしてCD化してくれるんですね。
「砂の器」オリジナル・サウンドトラック
ドラマ版「砂の器」で使用された協奏曲「宿命」です。以前映画化もされ、菅野氏による「宿命」がつくられましたが、向こうが「組曲」であるのに対してこちらは「協奏曲」。また映画版とドラマ版での、音楽家としての和賀英良像に違いがあるため、メインのメロディーラインこそ同じものの音楽的にも哲学的にも違うものになっているといえるでしょう。
両者を比べたときに、映画版が孤独と父を表現しているのに対しこちらは重苦しく重厚、そして派手で、和賀の背負っているものとその重さを前面に押し出した曲作りになっているように感じます。映画では深く人と関わらなかったのに対しドラマでは和賀を取り巻く人間も様々で、その中で必死にもがいて生きる和賀自身の宿命を壮大に描いています。和賀自身の"宿命"であり、"父"が表現されているのではないのが決定的な違いであり、ドラマと映画の和賀英良像の違いでもないでしょうか。
映画版のような底知れぬ迫力はありませんが、重いテーマを壮大に表現しているだけに聴きごたえはこちらのほうがあると思います。映画版から入られた方も、テレビ版から入られた方もぜひ聴いていただきたい。できれば、両方とも聴いて聴き比べてほしいなぁと思います。
砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]
何十年もはるかな昔…、田舎の小さな映画館で…。初めてこの作品を見た時の感動は60を過ぎたいまでもまざまざと甦ってきます。心の琴線を震わすテーマ音楽「宿命」。今はもうほとんど残っていないであろう、数々の良き日本の原風景。俳優たちも、その持てる演技力の全てを出し切って演じているのがひしひしと伝わってきます。結婚後は妻に、子供ができたら子供たちに、そして、仲間たちと映画の話をするときはいの一番に、この作品を推薦してきました。そして、今でも時たま、秘蔵のベータ版ビデオで鑑賞しております。そんな折、デジタルリマスター版DVDの発売を知り、年がいもなく、今から入手、上映を楽しみに胸をときめかせています。