ZOO KEEPER
~Shockwave版にハマったのですが、もっと手軽に遊びたかったので購入しました。
Shockwave版に比べ絵に暖かみがあり、動きもキビキビしていて好感触です。
DS版の特徴はタッチペンでの操作に対応している点と、
動物消去中に他の動物を消去できるアクティブ連鎖に対応しているところです。
このおかげで快適に操作できるので、意図的に連鎖を決めたときは気持ちい~~いです。
プレイ後の園長の毒舌もいい味出してます。
スコアはそれぞれのモードにつき、名前を入れてトップ10まで登録できます。
家族で遊んでも誰の得点かわかるので良いです。
慣れてくるとプレイ時間が長くなるのが難点かな?
まぁ6分間で何点取れるかというタイムアタックをやればいいんですが、
いきなりタイムの減りが早めで始まるモードも欲し~~かったです。
ゲームを遊ぶ前に注意しておきたいのが、
ゲーム終了後に「続ける」か「やめる」を選ぶのですが、
「続ける」を選ぶと前のプレイで獲得した得点が(なぜか)無効になってしまうので、
得点をスコアランキングに登録したいのであれば、
毎回「やめる」を選ばなければなりません。気をつけてください。
ルールがわかりやすくて楽しいので、~~
小さい子供や普段ゲームを遊ばない人にもお勧めできます。
逆にパズルにあまり興味が無いコアゲーマーには物足りないかもしれません。~
ZOOKEEPER(5) (イブニングKC)
3,4,5巻と続けてレヴューを書かせてもらっているが、今回も読み応えのある内容だった。但し、内容が感染症と育児放棄といった、かなり重いものになっており、しかも重層的に話が展開する(人間と動物の両方で同じテーマが進む)ために幾分わかりづらい部分があった。また、それぞれの動物の特徴的な生態というよりも、それらが如何にして阻害されてしまうか、という話の流れであり、もう少しタヌキやアルマジロの生態を知りたいという消化不良の印象が残ってしまった。それでも、このように難しい問題を丁寧に描こうとする作者の態度はとても好感が持てるし、だからこそこのマンガを読みつづけていると言える。
ZOOKEEPER(8) (イブニングKC)
残念なことに、早くも最終巻。ペンギンとチンパンジーが取り上げられていて、内容としては今回も感心することが多かった。しかし、ペンギンの話は展開が早く、内容も込み入っていて分かりにくかった。もう少しゆっくりと丁寧に書いてほしかった。(それで星を一つ減らした)
最後まで読んで驚いたのは、旭山動物園の人たちに取材していなかったということ。本作品は内容が内容なだけに、旭山動物園での行動展示のあり方に非常に影響を受けているはずだが、直接的な影響を受けないように抑制していたのだろう。おそらく、旭山動物園の人たちから話を聞いてしまうと、作者が自分自身の理想の動物園像(最後に示される)が持てなくなると危惧したからではないだろうか?
次巻を待ち望むような漫画が一つ終わってしまったのは寂しいが、今まで非常に内容の充実した作品を読ませていただき、ありがとうございました。
ZOOKEEPER(3) (イブニングKC (193))
久しぶりに面白い漫画を見つけた。本屋で1巻を手にとって読んで感心し、その後すぐに2巻と3巻を購入した。作者は自分の作品を地味だと謙遜しているが私はそうは思わない。動物園という存在が現代社会でどういう意味を持つのかについては、しばしば議論されることがあるが(例えば、川端裕人「動物園にできること」や 渡辺 守雄「動物園というメディア」)それを漫画で表現したという点で評価したい。
最近、動物園といえば旭川動物園での成功ばかりが話題になるが、この作品では、単なる「動物の面白い見せ方はどうするか」「如何にして客を集めるか」という地点からもう一歩踏み込んでいる。一つ一つのエピソードはかなり深い。
今後も期待していきたい。