QED 伊勢の曙光 (講談社ノベルス)
『出雲大遷宮』でタタルが触れていた「大地くん」のおかげで、あの二人のその後が分かるのが個人的にツボでした。
タタルが最後に奈々ちゃんに何と言ったのか書かれていません。読者の想像に任せるのもありだと思いますが、私としてははっきり書いて欲しかったです。でも二人の関係に決着がついているので良いですね。
伊勢や天照大神についてのウンチクは、まあこれがQEDのメインテーマということで「なるほど」と読んでおきました。
昔から大切に継承されてきた風習のために犠牲になってしまう人々という事件についてですが、犠牲になった経験を持つ神山禮子ちゃんの胸中についても知りたかったです。
これで完結、お疲れさまでした。
正しい相対性理論
一曲目はいつも通り・・・とはいえない冷めきったファンク調のナンバー「Q/P」。
リズムはファンクなのにファンクの熱さが全くない。ちなみに新曲。
二曲目「QJPCAM」。マシュー・ハーバートによる「ペペロンチーノキャンディ」。
環境音を使って独特の世界観を作ってきた彼らしいノイズ混じりのミニマル・ミュージック。
この時点で相対性理論の持ち味の一つである「ポップなロック」は消滅する。ファンはどう思ったのだろうか?かなり「奇怪」な曲になっている。
そしてお気づきだろうが曲名が意味不明な記号になっている。「LOVEずっきゅん」や「ミス・パラレルワールド」のPVと同じく何か意味が込められているようだ。
三曲目「QGKGAO」。大友良英氏によるやくしまるの朗読にノイズを付けた形だ。いきなり音飛びしたCDのような音から入る。そして朗読の内容も意味不明。
とはいってもこの形式、コアなファンの方ならご存知メルツバウ×やくしまるえつこ「山のコドモ」と同じである。ちなみに大友氏による曲の方が数段聞きやすい。
四曲目「QSMJAF」。クリスチャン・フェネスによる「四月革命」のリミックス。ノイズ音楽に叙情性を持ち込んだ革命児として話題の人。教授との共演経験からの参加だろう。するすると歌われるボーカルをさらに滑らかにするような曲。とてもいい出来だ。
五曲目「QHPMAS」。菊地成孔が在籍していたスパンク・ハッピーによる「(恋は)百年戦争」と「マイハートハードピンチ」のリミックス。少し吃驚するほどしっくりくるアレンジと、恐らく菊池氏だと思われる男性ボーカルが第二期スパンク・パッピーと重なるのが面白い。今回は「マネキン」としてやくしまるを使ってるのかと思うと面白い。「マネキン」という表現はやくしまるにぴったりだ。
六曲目「QMSMAS」と十二曲目「QKMAC」を一緒に。両方とも「ミス・パラレルワールド」のリミックス。六曲目が坂本龍一、十二曲目が小山田圭吾のリミックスである。教授の方は、ボーカルにソロピアノを重ねた透明感のある作風。神秘的なで神々しささえ感じる響きに酔いしれてしまいそうだ。
対して小山田の方は、音楽を音と捉えられる事の出来る彼の才能が発揮されたリズムが面白い作品。ただ、彼のその他のリミックスと比べて大した新しさは無い。ゆるぎないコーネリアス節。
七曲目「Q&Q」。これだけ個性あふれるアーティスト達のリミックスの曲たちに囲まれていながら十分な独特さを持つこの作品はベース担当真部脩一の作曲。ユーミンがロケンロールを歌うとこんな感じになりそう。少し気が抜ける優しさがあり、個性ギンギンの曲を聞いてきた耳には丁度いい。
八曲目「QSSGAB」。僕も大好きバッファロードーター。「元素紀行」のリミックス。ボーカルの使い方がいかにもな感じで嬉しい。ごちゃごちゃしたロックサウンドは持ち味。もはや原曲の面影すら感じすら感じられないが。
九曲目「QVSCAA」。楽譜読めないってウソでしょ?なアート・リンゼイ氏による「バーモント・キッス」。
こちらもまた教授からの参加だろう。ブラジル音楽を取り込んだ楽曲が十八番の彼が作るリズムは面白い。確かに適当な感じは否めないが。
十曲目「QMCMAS」。鈴木慶一による「ムーンライト銀河」のリミックス。10分を超える力作であり、前のレビューに書いてあることを重ねるだけになるが、ヘイト船長からの音楽だ。無理やり新しい視点から見るとアウトレイジ等のサウンドトラックからもかなり近い印象を受ける。
あらためて鈴木氏の柔軟さ、ボーカルにマッチさせる曲作りは素晴らしい。「シンデレラ」のボーカルや「ミスパラレルワールド」のリフなどが壮大に響く大曲。
十一曲目「QLOTAS」。スチャパラダーによる「テレ東」のリミックス。
いろいろな曲を聞いて、吸収してきているというスチャパラダーによるリミックスは秀逸。
もっとラップ部分が聞きたかったというのが感想。流石にECDが涙しただけはある。
十三曲目「(1+1)」。こちらも相対性理論名義での新曲。締めに向いたSF(すこしふしぎ)な曲調の楽曲。
相対性理論らしい曲。もうお腹いっぱいの耳にすんなり入ってくる。
個人的にはとてもいい「企画」アルバムだったと思う。
今度は是非レイハラカミや高木正勝氏等が参加した作品を聞いてみたい。
個人的には☆五つだが、バンドとしての相対性理論が好きな方にはあまりお勧めできないかも。
「個々のアーティストが感じた」正しい相対性理論なのだ
第三次領土拡大遠征凱旋記念『国王生誕祭』コンプリートDVDボックス
遅れてきたSHファンですが、ライブに参加したことがないので、「Roman」「Moira」につづき、DVDを購入しました。思ったより大きなボックスだったのでびっくりして、中を開けたらその彩りの美しさにまたびっくりしました。
今まで見たライブ映像に比べると、各アーティストへの焦点がはっきりしていて、曲が格段に聴きやすくなっています。歌い手もマイクの使い方に気を遣っているように感じました。
また、見せる映像としての演出が細かくなり、光と炎の使い方がふんだんで見ごたえがありました。
このライブのために作られたというラストの曲も、とても心に残る美しいものでした。Revo陛下の優しさがじーんと伝わってくる感じがしました。
ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション [DVD]
徐々に、晩餐の説明のとこあたりから引き込まれていって、ラストは衝撃的でした!
最後の晩餐をあんな風に解釈する発想はすごいと思った!
後、シラス役のポール・ベタニーの演技がストーリーを引き立ててる。
この人、この後どうなるんだろう?と気になって最後まで楽しんで見れた
この映画をきっかけにポール・ベタニー好きになりました^^
空(くう) 舞い降りた神秘の暗号
ザ。シークレットや引き寄せの法則などの成功本を実践して本当に成功した人は思いこみの激しい人や自己中心的な思考が何の疑念も持たずにできる人などごく僅かの人だと思います。だからこそ、次から次へと成功法則を記した本が出版されるのだと思います。しかし、どの本を読んでもどの方法を試しても実際には効果はほとんどありません。なぜなら、疑いや恐れや恐怖という感情を処理することができないからです。しかし、この本にはその感情を処理する効果的な方法がきちんと書かれています。その方法はダデウス・ゴラスさんが書かれた「なまけものの悟り方」ととても似ているように私は思いました。スピリチュアル世界の放浪を終わらせる1冊になると私は思います。感謝です。