シーズンズ・オブ・マイ・ソウル(初回限定バリュー・プライス盤)
アラ還のおじさんには、BGM として最適です。
声は、カレン・カーペンター
曲は、オリビア・ニュートン・ジョンか、ブラザース・フォーか、はたまたレターメン
やや、カントリーも入っているかな、という感じです。
で、全体の印象は、リタクーリッジの娘さんが、歌っている雰囲気でした。
星4個のわけは、カレンほどの声の透明感と張りがないのが、少し残念でした。
グッバイガール(紙ジャケット仕様)
これまでのアルバムよりは、多彩な表現は少なくなったが、
反面、詞の切れ味は、恋愛の恨み節を超えた鋭さを感じさせる。
特に『12月』では、孤独な女性たちの悲しい末路を描いている。
後年のコンサートで、この歌にはアルバムで削除された
2番の歌詞が披露された。
一見アルバムでは「女性たち」が描かれているようにもとれるが、
もう一つ詞が加わることで、「一人の女性」についての描写が
淡々と冷たい客観性を持って描かれていたことに
BGMとして聞き流せない詞の重みを感じた。
できうるならば、今までの歌のように、再度リメイクされて、
新しいアルバムに登場することを願う。
グッバイガール [VHS]
劇作家ニール・サイモンが映画用に書き下ろした脚本を映画化したものです。小品ですが、こんなに気持ちよく笑える映画は何年かに1本しか現れません。リチャード・ドレイファスは売れない俳優の役で、「トッツィー」のダスティン・ホフマンのようになかなか仕事が見つかりません。その彼が「リチャード三世」を演じることになって、その舞台初日のシーンのおかしいこと! 映画の初めから終わりまで、名台詞や傑作なギャグがつめこまれているのですが、印象的な場面で必ず雨が降っているのが特徴です。ドレイファスとマーシャ・メイスンが出会った日、アパートの屋上でパーティーをした日、そしてラストシーン。ペーソスあふれるコメディーが好きな人におすすめします。
グッバイガール [DVD]
ニール・サイモンの作品は日本で言うならば小津 安二郎監督の世界と共通するものがあり、普段の生活の日常的な事柄を観ている人達と同じ目線で描いています。本作品も特別な奇抜さも無く男女の恋愛を笑いを交え、現実的に伝えてくれます。しかし、日常的な毎日の意外な発見と喜びを本作品は語り、見終わった後に一服の清涼感を憶えます。ロマンチック・コメディはいつの時代も不変でいつの時代でも受け入れられる。そんな映画です。ガーフィールド役のリチャード・ドレイファスはアカデミー主演男優賞を受賞しました。私はたいてい日本語吹き替え版を好んで観ていますが、この作品は是非字幕スーパーでドレイファスのしゃべりに注目してください。お勧めの映画です。