復活の日 デジタル・リマスター版 [DVD]
先日この世を去ったSFの巨匠、小松左京の原作です。
角川春樹の制作で、初の南極ロケ敢行や、ハリウッドの
美人女優オリビア・ハッセーの起用など、見どころ満載です。
人間の愚かしさを極限まで描きながらも、人間に対する愛を忘れない。
作者の視点がそのまま滲み出ています。
クリアな声で歌うジャニス・イアンの主題歌も逸品です。
千葉流 サムライへの道
千葉真一ことJJサニー千葉こと和千永 倫道(名前多い!)2冊目の自伝的書籍。
前作「千葉真一 改め 和千永倫道」の内容の薄さを補完すべく多少細かく書かれててファンなら嬉しい。
いい話がたくさん載ってる中印象的だったのが川谷拓三がプロボクサーに殴られて目玉が飛び出したことを参考に「直撃!地獄拳」で室田日出男の目を飛び出させる演出にした話・・・ほんまかいな!?
もうひとつは隻眼の柳生十兵衛役をやり続けた結果、片目だけ酷使しすぎて人工レンズを入れることになったエピソード・・・これ初めて知ったけどすごい!
あと、タイトルどおり文中でも武士道を説きまくってるのですがこの本を読んで新渡戸稲造の本に興味を持って読んでくれたら嬉しい・・・みたいなことを書いてた。千葉ちゃんにそこまで言われたら読むしかない!
これからもぜひ年に1冊くらいは千葉本を刊行してほしいです。
ザ・ボディガード・ミュージックファイル
千葉真一氏主演のカラテ・アクションドラマシリーズである。
(他にザ・ゴリラ7、燃える捜査網、大非常線がある)
バトルフィーバーJやデンジマン..など
渡辺宙明氏の東映特撮で音楽が流用されている作品だ。
OPはイナズマンやシャリバンの劇伴に似ている哀愁あふれる名曲だ。
これを聞くだけでも買いかもしれない。
他の曲はキカイダーなどで聞かれる、
モーグシンセサイザーで作られている曲もある。
Sax,ハーモニカが主メロの女のテーマなども完成度が高い。
しかし暗い感じの曲はけっこうファンキーな曲が多く感じる。
時期的にはイナズマンやアクマイザー3などを宙明氏は作曲している。
しかしイナズマンのファンキーさやアクマイザーのブラスロックとは違う
哀愁あふれる落ち着くメロディーが多めだと私は思う。
流用音楽がほしい人や、
宙明氏の別の感じの曲が聴きたい言う人は買いのCDだと思う。
時代劇マガジン Vol.16
2007年7月7日放送予定、「必殺仕事人2007」特集を巻頭に据えた、時代劇ファンお馴染みのムック。
藤田まこと氏、中条きよし氏(今作に登場するわけではない)、石原興監督、音楽担当の平尾昌章氏らのインタビューあり。
興味を惹く発言を2,3紹介。
石原監督「今回は予算がふんだんにあるため、奉行所のセットも広くなった」
→俳優陣がやけに豪華なことからも窺い知れるように、今作は局(以前の大阪の朝日放送ではなく東京キー局のテレビ朝日)のバックアップ体制が従来とは物量的に全く異なるということか。
藤田氏「今作だけで終わらせるつもりはない」
→石原監督の発言から類推される局の力の入れ具合と合わせて考えても、続編制作の可能性は高そう。
平尾氏「必殺のために作っていた未発表BGMを今回のために提供した」
→これは純粋に楽しみ。
サントラ発売希望だ。
このほかにも中条氏の歯に衣着せぬ暴露発言もあり、ニヤリとさせられる。
時代劇好きではなく必殺好きで、
そのために実は今号初めて時代劇マガジンを購入した小生だが、
上記のような興味深い情報に加え、
他のページもなかなか楽しく読むことができた。
執筆者も座談会の参加者も本当に楽しんでいるのがよく伝わってくる。
定価がもう少し安ければ言うことのない娯楽。
必殺仕事人2007への期待をいやがおうにも盛り上げてくれた本書の小生の精神的高揚への寄与を考えれば、
コストパフォーマンスの悪さで1点減じても星4つを与えることができよう。
<東映オールスターキャンペーン>魔界転生 [DVD]
是非又リメイクしてほしい作品の一つですね、サムライシネマが内外いずれからも、注目度の高い今だからこそ。(純粋な武士道と趣は異なりますが)真田さんに十兵衛をやってもらいたいです!! 四郎役が難航しそうですが(苦笑) ハ○○ッドの使いふるされた陳腐なCGアクションに辟易されてる方、これこそ真のアクションです!ブッ飛びます!!