北京原人 Who are you? [DVD]
制作費20億、派手な宣伝、豪華出演陣、ヒットメーカーの監督・脚本家、あれだけのものがそろっていながら、デビルマン以上の大仮装パーティー、ウォータームーン以上のトンデモドラマになるとは!
なぜ1997年に北京原人なのか?特に研究に大きな進歩は無かったと思うが、、、。家族愛を描きたいだけなら動物モノで十分なことは明らかである。これで7年後デビルマンを作ったんだから、東映さんは大変ですね、、、。
ただ、北京原人という例え話が理解されなかっただけであり、家族愛の大切さ、ラストの「昔は国境なんて無かった」的なメッセージは決して悪くは無かったと思います。それを高く評価し、星4つ。
かなりのトンデモ映画ですが、ぜひ1度、未見の方はご覧なって下さい!
華日記―昭和生け花戦国史 (小学館文庫)
生け花を習っているときに、流派って何だろう?どう違うのか?という
疑問がわいてきて、その時に出会ったのがこの本です。
各流派の起源やいさかいなどを含めた関係、方向性、そして存続していく
利益づくりの試行錯誤などがわかります。
歴史の本ですが、花を中心とした人間ドラマですので、退屈しません。
戦後の焼け野原の中、食べるものもろくにない中で花を集め生けていく
流派の創始者たちの熱意には心打たれます。
西洋のフラワーアレンジメントを含め、日本において花に関わろうと
いう人には、読んでおいて損のない一冊です。
花へんろ ~風の昭和日記 第2章~ vol.1 [VHS]
脚本を書いた早坂暁自身が、私小説ならぬ、私ドラマと言っているだけあって、この作品の中の、市井の人々やお遍路さん達の生活、心情、風景などの描写は、まさに松山周辺で生まれ育った作者にしかできない事であろう。大正から激動の昭和へ・・・。時の流れの中で、移り変わる人々の様子、哀しさや小さな喜びが、丹念に、そしてやさしいタッチで描かれている。
渥美清の淡々とした語りも、このドラマにはぴったりで、温かみがあって良い。主役の桃井かおりが抜群にいい。80年代の桃井は映画、ドラマに引っ張りだこで、数々出演しているが、この花へんろの演技はその中でも特筆すべきものである。ここでの母親役の好演が、後のNHKドラマ「コラ なんばしょっと!」等につながっていくのだろう。共演者がまたすばらしい。沢村貞子、下條正巳、河原崎長一郎、中条静夫、藤村志保、加藤治子、イッセー尾形など、ベテラン揃いの豪華顔ぶれである。沢村貞子や藤村志保の顔の表情や、目の動きだけでも、思わず「うまいなぁ」「さすが!」と思って見てしまいます。美しい愛媛の風景とそこで織り成す人間模様、ほのぼのできます。
いつもドラマ冒頭で流れる鈴の音と音楽、歩くお遍路さんの姿を見れば、一瞬で早坂ワールドに入ってしまう。またもや深町と早坂が放つ大人のドラマ。
吉永小百合
吉永さんは頭もいいけど案外多才な人でピアノも弾く。私そのLP持ってました。サユリストでもないのに何で高いLPを買ったのか記憶にない。歌はもちろんだがベートーベンの「月光」だったかな?あまり昔のことで憶えてない。ピアノが収録されていたのは事実。お嬢様ですからピアノは幼少の頃から習っていたのでしょう。歌は「いつでも夢を」がヒット。いま聞いてもいい。吉永さんは失礼だがそれほどうまくはない。女優さんの余技。ちあきなおみの「四つのお願い」を歌ったAさんと甲乙つけがたい。Aさんもお嬢様だからピアノくらい習っただろうが全国屈指の進学校だから止めたかも。Mさんの応接間にヤマハのグランド・ピアノがあり「なんか弾いてよ」といったら「猫ふんじゃった」を弾いてくれた。ふたりとも進学校(吉永さんは一時駒場付属に在籍)だから「特技」はない。1968年は毎日のように4年の吉永さんをキャンパスでお見かけしたがエピソードはない。普通の女子大生。その後高瀬春奈が一文演劇科に入学したが見たことない。もう女優さんは腐るほどいる学部だから。早稲田は最近ダメだな。慶応に負けてる。ほんとのバカダ大学になった。吉永さんも情けないだろう。
フジテレビ開局50周年記念DVD 熱帯夜
懐かしいですね、この作品。
ベースは、アメリカ映画 俺たちに明日はない。
ストーリーも一緒。
競演は、文学座先輩の桃井かおり。
最初で最後の主役競演になっちゃった。
同時に、この作品の撮影中に、主演した映画 家族ゲームで、
どっかの国の映画賞を受賞して国際的に認められたと喜んでいたんだっけ。
音楽は、宇崎竜堂。
ドラマの中、小道具で使われる、空気銃は○。
競演者みんな若かった・・・・。
誰がこの八年後、優作が亡くなる事が想像出来ただろう・・・。
あとは、本当の最後の作品、華麗なる追跡の発売を待つだけ・・・
頼むぞ、日本テレビ。