江(ごう) 姫たちの戦国 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)
これまでの時代考証優先的な大河が大好きです。ただ、歴史『ドラマ』であるかぎりは、歴史的な推測、憶測、仮説、作り事があっても、それはそれで良いとします。
時代考証があって、客観的に通説とされる筋書きのドラマがあったとしたら、観たいですか?
ファンタジー大河とも呼ばれる今回の江〜姫たちの戦国では、江姫の守護神として信長公がたびたび登場したり、羽柴秀吉が江姫の後ろに信長公の威光を感じとったりするなど、心象的な場面が多くあります。
時の天下人秀吉への対応など、誤れば後がないことなど、当時の姫様方は重々承知のうえで、自由奔放に振舞えるなど、それはもう、夢のような世界。
そこまで承知でも、3姉妹を演じる女優さんさん達、お市様など、美しいこと。
また秀吉の女好きの表現も現代的なだだっ子。
それでも、妻子憶いの柴田勝家、ねねにあまえっぱなしの秀吉なんて、ありえね〜と思いつつ、納得できる。
『へうげもの』という、かなりのSF的時代漫画があるが、この江はまさるともおとらない。
江姫を取り巻く戦国武将模様、ファンタジー大河。十分に楽しめて、日本の歴史に取り組むきっかけを沢山提供してくれそうです。期待大。
さまよえる脳髄 [VHS]
この作品における脚本、演出は乱暴に過ぎます。荒唐無稽な精神鑑定、考えられない大病院の杜撰なセキュリティ、実際にはあり得ない警察の捜査と捕り物、脳の障害についての説得力のない解説等など。この辺りがもっと丁寧に描かれていたら優れたサスペンスに仕上がっていたかもしれません。とはいえ、まったくの失敗作かというと、そうでもないのです。ラストまでなかなか
面白く観ることが出来ましたし、それなりに評価したいのです。ですから尚更、秀作にもなっただろうに惜しいなあ、と思ってしまうのです。
ヤマトナデシコ七変化 DVD-BOX
初回は清史郎くんが出演しているからという理由で見ました。2話からはしっかりドラマ本編にハマり、毎週金曜日が待ち遠しくて仕方なかったです(>_<) 大政絢ちゃんのスナコもかなりハマり役で視聴率で色々言われていたけど、私は大好きなドラマです。 このドラマで亀梨くんと大政絢ちゃんが大好きになりました!!
愛の詩
~久しぶりに今井美樹らしい、そして新しい今井美樹を感じさせる曲だと思います。
クレジットを見れば、作曲・川江美奈子、アレンジ・武部聡志という、
中島美嘉「桜色舞うころ」を手がけたソングライター&プロデューサー、
そして今井美樹の数々の名曲を手がけた作詞:岩里祐穂。
昨年の夏に大ヒットしたベストアルバム「アイボリー3」で、
あの作曲家~~:千住明を起用し「野生の風」をフル・オーケストラで、
そして武部聡志アレンジで「瞳がほほえむから」を新たに録音するなど、
今後を予感させた、その答えのような作品だと思います。
これからも、変わり続ける今井美樹に期待!ですね。~
真極道~棒の哀しみ~ [VHS]
かつて、「ポルノ映画の監督」と蔑まれた神代辰巳監督が、自らの余命幾ばくも無しという中でメガホンを取った作品だけあって、ぞっとするほどに鬼気迫る物があり、主演の奥田瑛二の怪演と相まって、娯楽性、メッセージ性ともに申し分なく、素晴らしい作品に仕上がっている・・・。
神代監督の、「名作?・・・いいえ、『単なるポルノ映画』ですよ・・・」という声が吐血と共に聞こえて来そうに思えるのは私だけだろうか。
DVD化が望まれて成らない。