裏切り御免
「変わらない 動かない 別に悪くないのかもな」
この3人の顔がドンと乗っかるジャケスタイル。
「それでも そうじゃないんじゃないかって気付いた
気持ちに嘘付けない おれはアホさ」
そうだよね!それがKREVAだったよって気持ちにさせられました。
映画のタイトル曲でかつ、これだけの名曲。
最高の形で思い上がりかもしれませんが自分に答えを出してくれました。
自分の最高の見せ場で言いたいことをはっきり出すって簡単なことじゃないよね。
悪人(上) (朝日文庫)
誰が本当の悪人なのか?って日常的に何かと目線を変えれば悪人が善に善人が悪になるものです。なにやら深いお話かと思ったけどそうでもなかった。難しく深く考えようとするといくらでも考えられるけど、さらりと流してしまう事もできる。祐一と光代はさみしさ繋がりの男女。でもそんな恋愛ってゴロゴロしているんだろうと思う。二人の心の描写には涙するけど・・悪人ってタイトルにもっとアクの強い作品だと思っていたのでちょっと拍子抜けしました。でも映画のキャスト妻夫木さん深津さん樹木さん榎本さんそれぞれ好きな俳優さんなのでちょっとおまけの★3つです。
Regrets of Love(初回生産限定盤)
福原美穂のシングルは全作品が素晴らしい。
しかしアルバムについて言えば、これまでの2作品はあまり出来が良いとは思えなかった。
このアルバムは収録曲が5曲とはいえ、これまでにない出来映えだと思う。
更なる期待を持って次回作を待ちたいと思った。
※前作のオープニング曲であり、今作ライブ音源のDisc2にも収録されている『RISING LIKE A FLAME』は不要と感じた。
福原美穂には誰かの真似なんかして欲しくないし、似合わない。
隠し砦の三悪人 [VHS]
壮快な気分を味わえます。
「スター・ウォーズ」トリロジーを観て育った世代にも、
十分にアピールする作品でしょう。
物語の展開にも惹きつけられますが、
登場人物が鮮やかに描き分けられており、
それぞれの、違った立場における生き方の
その一つ一つが心に残ります。
特に、上に立つ者の気高さ、徳、
仕える者の忠義心が印象的です。
ユーモア、かっこよさも満載です。
さぁ、レーア姫、3PO、R2が出てきますよ。
「スター・ウォーズ」を楽しまれたあなたに
ぜひお薦めします。
八日目の蝉 通常版 [DVD]
話題になっていたので見てみた。
子を産めない身体になり発作的に愛人の子を誘拐した女(貴和子)。
誘拐犯の女に4年間も育てられ、戻された実の母にはなじめず、不倫の子をお腹に宿した娘(薫)。
誘拐犯を慕う娘を素直に愛することができない実の母(恵津子)。
非常に特殊な設定だが、3人の女を通して描いた「母性」が本作のテーマだろう。親子という社会秩序的な関係性とは違って、母性というのはもっとこうドロドロした女の情念とか業といったものに直結している気がする。本作のドロドロ感は、たぶんそういうことだろう。親子の情愛といった「美しさ」とは違う気がする。
原作にはないが、薫が貴和子と撮った記念写真を古い写真館で発見するシーンがある。ネガから母子の肖像が浮かび上がる瞬間、ここは泣けた。
ウソ(=ドラマ)でしか描けないホントウがある、と和田勉がいったそうだ。こういうほとんどあり得ない設定だからこそ浮かびあがる母性の「リアル」をみたような気がした。