ランボー 最後の戦場 [DVD]
長いシリーズでしたね。レーガン政権時代のアメリカで絶賛されたシリーズですがランボーという一人のベトナム帰還兵の物語としては自分はこの最後のシーンを凄く象徴的に捕らえて見てました。
故郷に帰ってきたランボーが家のポストからまだ続く家までの道のりを見て振り返り…来た道の軌跡をまた振り返って見る…
このラストシーンがファンとして刃の矛先を納めるエンディングとして最高の演出です
ランボー『ランボー最後の戦場』劇場公開記念スペシャル・プライス版(初回限定生産) [DVD]
人間を「兵」として訓練するとはどういうことなのか、「軍隊」とは何なのか、考えさせられる映画です。
TVで何度も見ていましたが、改めてDVDで観てみると、作品のテーマの深さに気付かされました。
小さい頃はただ「ランボーのサバイバルシーンがすごい」という印象だけでしたが、
改めて観てみると「こんなに哀しい映画だったんだ」と印象がガラリと変わりました。
色々な人生経験を経た大人の人が観ると、きっと胸にぐっとくるものが何かしらあると思います。
単純に反戦映画としてだけでなく、人間同士の分かり合えない哀しさやもどかしさなど、
観る人によっては色んなテーマが見えてくる深い内容だと思います。
DVD特典の原作者による解説を聞くとわかりますが、警察署長が映画と原作ではかなり違います。
映画では、分かりやすくするために警察側を「悪」としてかなり味付けしてあります。
でも、「70年代初期のアメリカ」「ケンタッキー州」という舞台設定を理解すれば、
強引なほど閉鎖的な警察署長の言動も、多少は理解できます。(かなり強引ですが)
冒頭の展開が納得いかないなーという人は、ゼヒ原作者の解説をお聞きください。
と御託を並べましたが、やっぱり単純に「ランボーはかっこいい!」です。
ナイフを駆使して罠を作り、顔に泥を塗って敵をあざむく…。
何度も観てネタがわかっていても、やっぱりいつもドキドキしてしまいます。
「ストイックで孤独」という孤高のヒーロー。
この「ランボーのかっこよさ」がなかったら、多分こんな暗い映画誰も見ないかも?(笑
と思ってしまうくらい、スタローンの演じるランボーはかっこいいと思います。
哀しさをうちに秘めているからこそ、誰よりもかっこいい。
ぜひ、この孤高の戦士・ランボーのかっこよさを味わってください!
蛇足ですが、断崖で飛び降りるシーンはスタローン本人がしているそうです。
スタローンだから、ここまでランボーはかっこよかったんだろうなあ。
オリジナル・サウンドトラック「ランボー」
オープニングのギターのアルペジオを聴いたときから、「良い曲だなぁ・・」と、感じてはいましたが、CDで買って聴いてみても、好印象な音源でした。 エンディングの「its`a long road」は、CDで聴くと、少しリバーブかかりすぎかなと、感じなくもなかったが、何回か聴くうちに、慣れてきて、最近は、良く聴いてます。 ジェリー・ゴールドスミスの他の音源も、聴いてみたくなりました。
ランボー 最後の戦場 [Blu-ray]
劇場とブルーレイで観ました。戦闘の残酷シーンは、やり過ぎの声もありますが、より現代的にリアリティを出したかったのではないのでは。戦争の悲惨さを表していますね。戦争は甘っちょろくないと言いたげです。見終わった後は自分がランボーワールドに引きづり込まれますね。