Instrument [DVD]
最強のロックバンド、フガジのツアー風景・スタジオ風景・オーディエンスを、寒々しい色彩で撮影した。バンドはライブハウスだけでなく、公園、体育館、どこででも演奏する。アラスカにも行く。練りに練られたリズムの上で2本のギター絡み合い、沈黙が訪れ、突如として爆発する。血が出そうなほどに張り詰めたライブの緊迫感はあまりにも凄まじい。ギィ・ピチョットは妖しく踊り、イアン・マッケイは痛みに耐える鬼のような形相で絶叫する。他の客に暴力をふるう馬鹿者を引きずり上げ、説教する。ロードムービーのように淡々と流れていく都市の風景。無声映画のように時折挿入される、哲学的な歌詞の断片。壮絶な映像作品。
End Hits
ハードコア・シーンに多大な影響を与えたワシントンの最重要バンド,FUGAZIの98年の5作目。彼等らしいアップ・テンポの曲に加えて、間を多く取って重厚に展開する曲や、複雑なリズムを取り入れた曲も収録されており、バンドとして新機軸を打ち出した傑作。ソリッドで深みのあるバンド・サウンドに終始シビレっぱなしでした。クール!!!
Argument
どの曲もシンプルで、聴き易い。無駄な贅肉は無い。しかしその根底に流れているものは壮大で、感動的である。
最初聴いたときは、カッチョイイとは思ったけどあまりの生真面目さに少々腰が引けてしまった。後ろめたい気持ちになった、とも言える。それは正しい反応なんじゃないか。めんどくさがって妥協したり、逃げたり、誤魔化したりもする。それが当たり前になってしまう恐ろしさがあり、またそこからも逃避する。FUGAZIはそういうもんの対極だ。そこにあるのは日々の鍛錬であり、誠意であり、真にタフなものだ。
もう7年も待っている。イアン・マッケイの名前は相変わらずちょくちょく至るところで目にするけど、やっぱり新しいFUGAZIを聴きたいものだ。
最初聴いたときは、カッチョイイとは思ったけどあまりの生真面目さに少々腰が引けてしまった。後ろめたい気持ちになった、とも言える。それは正しい反応なんじゃないか。めんどくさがって妥協したり、逃げたり、誤魔化したりもする。それが当たり前になってしまう恐ろしさがあり、またそこからも逃避する。FUGAZIはそういうもんの対極だ。そこにあるのは日々の鍛錬であり、誠意であり、真にタフなものだ。
もう7年も待っている。イアン・マッケイの名前は相変わらずちょくちょく至るところで目にするけど、やっぱり新しいFUGAZIを聴きたいものだ。
Instrument: Documentary [DVD] [Import]
最強のロックバンド、フガジのツアー風景・スタジオ風景・オーディエンスを、寒々しい色彩で撮影した。バンドはライブハウスだけでなく、公園、体育館、どこででも演奏する。アラスカにも行く。練りに練られたリズムの上で2本のギター絡み合い、沈黙が訪れ、突如として爆発する。血が出そうなほどに張り詰めたライブの緊迫感はあまりにも凄まじい。ギィ・ピチョットは妖しく踊り、イアン・マッケイは痛みに耐える鬼のような形相で絶叫する。他の客に暴力をふるう馬鹿者を引きずり上げ、説教する。ロードムービーのように淡々と流れていく都市の風景。無声映画のように時折挿入される、哲学的な歌詞の断片。壮絶な映像作品。