俳句という愉しみ―句会の醍醐味 (岩波新書)
読了したばかりの興奮冷めやらぬまま、誰かにこの衝撃を伝えたいと思い、書き込みました。
言葉ってすごいです。日本語ってすごい。
一言でいって名著です。俳句の面白さと可能性を教えてくれます。
大木あまりという俳人を知ることができたのも収穫のひとつ。彼女の句「ぼろぼろの鴉と分かつ寒慕かな」が胸に残ります。
彼女の句集も読んでみたくなりました。
藤田湘子他、みなさん言葉に命を懸けているという厳しさが、句会の楽しさの中にもびしびしと伝わってきて、読むものにも緊張感を強いてきます。
読むと、いい俳句を作りたくなります。意欲が湧いてきました。ご一読ください。
言葉ってすごいです。日本語ってすごい。
一言でいって名著です。俳句の面白さと可能性を教えてくれます。
大木あまりという俳人を知ることができたのも収穫のひとつ。彼女の句「ぼろぼろの鴉と分かつ寒慕かな」が胸に残ります。
彼女の句集も読んでみたくなりました。
藤田湘子他、みなさん言葉に命を懸けているという厳しさが、句会の楽しさの中にもびしびしと伝わってきて、読むものにも緊張感を強いてきます。
読むと、いい俳句を作りたくなります。意欲が湧いてきました。ご一読ください。
角川俳句ライブラリー この俳句がスゴい!
小林 恭二氏の俳句や短歌に関する著作はどれも群を抜いて説得力や含蓄に富む。
短歌・俳句系の本の中では珍しく、まず引き込まれて一気読みし、再度精読に耐える内容である。(じわじわと自分の作句に役立てている、積もり。)常に発見があり学びのヒントが与えられる。(因みに私は俳句歴5年目、毎月120〜130句程度の駄句生産中です。)
内容は以下10名の俳句作家の鑑賞&解説。高浜虚子・種田山頭火・尾崎放哉・久保田万太郎・西東三鬼・加藤楸邨・石田波郷・森澄雄・金子兜太・飯田隆太の順。
今回は大好きな西東三鬼については予想通りであったが、金子兜太の句の解説ではこの本で初めて納得できた!
兜太先生の句評は、知る限りでは「常に最も的確で共感できる」けれど、肝心な句は、かなり不可解!で腑に落ちない句ばかりであった私にとって、小林氏の句評でハタッ!と納得できた。感謝です。つまり「ヨーロッパの前衛絵画を見るような・・」との一言から、次々に絵画鑑賞の手法で読んでゆけばそれまで不可思議だった兜太先生の句が、どんどん氷解していくのがわかった。元々、抽象画や幻想絵画、surrealism等が大好きなので。絵画や音楽、短歌や俳句も、interactive に相互乗り入れしたら、より多面的に愉しめる。
小林氏の「俳句という愉しみ」「俳句という遊び」「短歌パラダイス」という名著と共にこの本も私にとって必読書だと思う。
短歌・俳句系の本の中では珍しく、まず引き込まれて一気読みし、再度精読に耐える内容である。(じわじわと自分の作句に役立てている、積もり。)常に発見があり学びのヒントが与えられる。(因みに私は俳句歴5年目、毎月120〜130句程度の駄句生産中です。)
内容は以下10名の俳句作家の鑑賞&解説。高浜虚子・種田山頭火・尾崎放哉・久保田万太郎・西東三鬼・加藤楸邨・石田波郷・森澄雄・金子兜太・飯田隆太の順。
今回は大好きな西東三鬼については予想通りであったが、金子兜太の句の解説ではこの本で初めて納得できた!
兜太先生の句評は、知る限りでは「常に最も的確で共感できる」けれど、肝心な句は、かなり不可解!で腑に落ちない句ばかりであった私にとって、小林氏の句評でハタッ!と納得できた。感謝です。つまり「ヨーロッパの前衛絵画を見るような・・」との一言から、次々に絵画鑑賞の手法で読んでゆけばそれまで不可思議だった兜太先生の句が、どんどん氷解していくのがわかった。元々、抽象画や幻想絵画、surrealism等が大好きなので。絵画や音楽、短歌や俳句も、interactive に相互乗り入れしたら、より多面的に愉しめる。
小林氏の「俳句という愉しみ」「俳句という遊び」「短歌パラダイス」という名著と共にこの本も私にとって必読書だと思う。