ﾘｯｷｰﾘｰｼﾞｮｰﾝｽﾞの歩んできた人生を知るにはうってつけの映像です。彼女の代表曲がかかれた背景もこの映像で伝わってきます。単なるﾗｲﾌﾞ映像ではないのです。もはや映画ですね、ﾘｯｷｰﾘｰｼﾞｮｰﾝｽﾞという映画です。彼女が自分の人生を振り返り語って行く中にﾗｲﾌﾞ映像が入ってきます。映像の美しさも素晴らしいです。彼女のﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽも素晴らしいです。時に優しく時に痛く彼女の演奏が身体に入ってきます。全てのﾗｲﾅｰﾉｰﾂを読みあさるより確実に「ﾘｯｷｰﾘｰｼﾞｮｰﾝｽﾞというｱｰﾃｨｽﾄ」が理解できる作品だと思います。深く彼女に傾倒しているﾌｧﾝには絶対ｵｽｽﾒですﾖ。

雑誌の小さな記事で衝動的に購入しました。
想像どおり好きなＣＤでとても満足しています。

デビューアルバムにしてピーク達成、早熟かつユーモラスなシンガー。ふわふわしたボーカルの質感をもちながら歌詞の中身はかなりシャープ。昔の恋人トムウェイツやジャズ、ブルーズ、Ｒ＆Ｂ、フォークなどの様々な音楽スタイルを見事に自己のものに消化している。空を舞う雲のようなボーカルではあるが同時に万華鏡のような輝きを持ち不思議な優しさで聞く者を包む。ノスタルジックなムードにひたすら浸りたいかた向け。（９）

たまらなく魅力的で素晴らしかった９月のブルーノートでのライブ。その時も何曲かこのアルバムから披露してくれたけど、シンプルなアコギとピアノをバックに、リッキーの声が届く。カバーといっても、原曲に忠実なわけではなく、魂赴くままに歌いあげる。カバー集とはいえ、まさにリッキーの世界。上の方も言ってますが、the　weight、いいです。