魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道(1) (ドラゴンコミックスエイジ)
前作とはまったく別のストーリーが展開される作品。
この作品のいいところは、魔法があまり物語の中で出張っていないところにあります。
魔法は取り立てて特別なものではなく、世間一般に認められた能力の一つにすぎません。
そのため魔法があることと無いことで、一般の人と優劣の差が生まれることもありません。
むしろ、今回の主人公はその魔法に逆に振り回されてますから(笑)
魔法が苦手な主人公が高校生活、進路、友達、家族、そして恋愛に振り回されながらも自分を見つけていく展開に引き込まれました。
ただ漠然と提示される将来に、明確な目的を見つけることの出来ない主人公のナミが悩みながら「今」を生きる姿は不思議と共感を持てました。
「これから」がまだ見つかっていない人は読んでみるといいのかもしれません。
この作品のいいところは、魔法があまり物語の中で出張っていないところにあります。
魔法は取り立てて特別なものではなく、世間一般に認められた能力の一つにすぎません。
そのため魔法があることと無いことで、一般の人と優劣の差が生まれることもありません。
むしろ、今回の主人公はその魔法に逆に振り回されてますから(笑)
魔法が苦手な主人公が高校生活、進路、友達、家族、そして恋愛に振り回されながらも自分を見つけていく展開に引き込まれました。
ただ漠然と提示される将来に、明確な目的を見つけることの出来ない主人公のナミが悩みながら「今」を生きる姿は不思議と共感を持てました。
「これから」がまだ見つかっていない人は読んでみるといいのかもしれません。
魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道全5巻完結(ドラゴンコミックス) [マーケットプレイスセット]
シリーズ2作目に当たる本作だが、個人的には一番好き。
とは言っても、他のシリーズとこれはだいぶ趣が違う。
他の2作は魔法遣いになるための研修期間が物語の舞台で、その中で主人公達が魔法遣いとして成長していくさまを描いている。
だが本作は、主人公は最後でやっと魔法遣いになる決心をするが、それまでは友情と恋愛の青春学園ストーリーであり、魔法にコンプレックスを持つ主人公が自分の進む道を見つけるまでが描かれている。
シリーズ共通のテーマである、傷ついた心の「再生」もある。
でも、雰囲気としては、ガール・ミーツ・ボーイで始まる少女漫画的な学園恋愛漫画と思って間違いない。
魔法に関しても、ずっと主人公のコンプレックスとして描かれ、終盤にならないと展開に大きな意味をもたない。
そして主に、主人公と富永の「再生」が大きなテーマだと思う。
あと、終盤にシリーズ第1作の主人公ユメがちょい役で登場するが、原則3シリーズともストーリー上のつながりのない単立の物語。
とは言っても、他のシリーズとこれはだいぶ趣が違う。
他の2作は魔法遣いになるための研修期間が物語の舞台で、その中で主人公達が魔法遣いとして成長していくさまを描いている。
だが本作は、主人公は最後でやっと魔法遣いになる決心をするが、それまでは友情と恋愛の青春学園ストーリーであり、魔法にコンプレックスを持つ主人公が自分の進む道を見つけるまでが描かれている。
シリーズ共通のテーマである、傷ついた心の「再生」もある。
でも、雰囲気としては、ガール・ミーツ・ボーイで始まる少女漫画的な学園恋愛漫画と思って間違いない。
魔法に関しても、ずっと主人公のコンプレックスとして描かれ、終盤にならないと展開に大きな意味をもたない。
そして主に、主人公と富永の「再生」が大きなテーマだと思う。
あと、終盤にシリーズ第1作の主人公ユメがちょい役で登場するが、原則3シリーズともストーリー上のつながりのない単立の物語。
風の坂道
普通の曲のようにAメロBメロがありサビ、間奏・・のようなオーソドックスな作りとはちょっと違う。メッセージに主題をおき、一気に歌いきる。息せき切った主人公の鼓動とその切迫感、意思の強さを感じる。
これから小田和正のカバーというのは若手にどんどん試みられてゆくだろうが、これを上手く演奏できる歌手の出現を待ち望みたい、それほど、スタンダードナンバーの素晴らしさを備えている。
これから小田和正のカバーというのは若手にどんどん試みられてゆくだろうが、これを上手く演奏できる歌手の出現を待ち望みたい、それほど、スタンダードナンバーの素晴らしさを備えている。
魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道(2) (ドラゴンコミックスエイジ)
「魔法遣いに大切なこと」の新シリーズ2巻目です。
相変わらず、よしづきさんの絵は丁寧で素晴らしいです。
でも、1点だけ不満があります。それは、せっかくの「魔法遣い」シリーズなのに、ストーリー展開的に魔法がある必要性がほとんどない点です。
そういう意味では前作ファンには拍子抜けの部分があると思います。
ただし、普通の恋愛マンガとしてみた場合なら良い出来なので、よしづきさんファン・恋愛マンガファンなら買って損はないと思います。
相変わらず、よしづきさんの絵は丁寧で素晴らしいです。
でも、1点だけ不満があります。それは、せっかくの「魔法遣い」シリーズなのに、ストーリー展開的に魔法がある必要性がほとんどない点です。
そういう意味では前作ファンには拍子抜けの部分があると思います。
ただし、普通の恋愛マンガとしてみた場合なら良い出来なので、よしづきさんファン・恋愛マンガファンなら買って損はないと思います。