ジャンプの中ではかなり好きな漫画でしたが、すぐに打ち切りになり残念です。
これから色々な所を冒険するのが見れると思ったのに、残念です。
絵も丁寧で綺麗ですし、ストーリーも良かったと思うのですが。
もう少し様子を見て欲しかったです。
何はともあれ面白い漫画だと思います。

単行本の表紙がそもそも地味だし、
ハデス先生の風貌の割には強烈なクセがない作品なため、
ジャンプ本誌連載中は地味〜な存在感の作品でした。

しかし、本作品はぜひご一読願いたい、おススメ作品です。

タイトルの通り、内容、特に序盤は、
某地獄先生のマンガを連想させる作品となっています。
主人公は怪しい風貌で一般生徒から恐れられながらも、実態は善良保険医。
しかし彼は、人間の心に入り込み、本人だけでなく周囲にまで悪影響を及ぼす怪異
「病魔」に対抗する力を持つ地獄先生なのであった。ってな内容です。
敵が心の病なので、その種類によってシリアスにも、エロ・ギャグにもなるという、
非常に多様なネタが楽しい作品になっています。

絵柄は最近のジャンプ作品でも特にすっきりキレイで読みやすいです。
主人公もかっこよくて魅力的だし、女性陣はそれぞれ個性的な風貌で可愛らしく、
しかも全員非常に個性的な性格をしています。
ゴスロリ合法ロリの校長先生とか、
下着つけてねーんじゃね？と見える胸谷間丸出しジャージの体育教師とか、
強烈なセンスも時折光りますが。

シリアスパートはもちろん、暴力やイジメ等の描写もあるにはあるのですが、
絵柄や作風、主要キャラの性格の良さ等から、それほど陰湿な雰囲気にはならず、
全体的に明るく爽やかな少年誌向けの作品になっています。
エロ描写も同様。ぬーべー的な露骨でグロテスクな描写はありませんね。

ジャンプ本誌で中堅作品として一つ二つ載っててほしいタイプの作品なだけに、
連載が終わってしまっているのが残念ですが、
まあ、長すぎてグダグダな作品も多い中、全１０巻というのは、
買いそろえて本棚においておくのにちょうどよい分量な気もします。

すでに本屋の棚でも見かけなくなりつつある作品ですが、
おススメの作品なので、ぜひ一気読みしていただきたいですね。