『
シゴフミ』のOPとEDを含む全29曲。
このサントラは明るい曲満載とは言えない。
そしてノリがいい訳でもなく淡々と流れる音楽。
だけど空気感というか自然と心地よくなる音楽です。だから明るくはないが存在感があり、素朴で暖かみがある。そもそもなぜここまでおとなしめな曲になったのか。ブックレットにあるこの音楽を作った七瀬光によると「非現実と現実の狭間が淡々と描かれているこの物語に寄り添うように、ストーリーを粛々と進めていけるような音とはミニマルミュージックだった」と語っている。ミニマルは暗い、長い、眠くなるという印象の音楽のことだが、七瀬光は、単純に寂しくなりがちなこの曲をさりげない存在感と聴いてる者への自然な音楽の浸透を意識した曲へと変えた。なので「落ち着く、心地よい、」と私は感じた。ちなみにOPはテレビサイズ、EDはOSTバージョンで収録。
一見パッとしないサントラという印象だが音楽の気持ち良さは確かに感じられた。