この作品を観て、何を感じるか。自問自答してみれば、言葉をただ単に『道具』としか使っていなかった自分に気づかされました。そしてコミュニケーションの難しさ。出来ているようで出来ていなかった・・。言葉の重さをみゆきさんに教わったようなものです。恨み念を押し通す作品が多かったみゆきさんが、今『言葉の大切さ』を軸にして押してゆこうとしています。この夜会にはよく伝わってきます。冷酷な空気が最後まで続く舞台です。大嵐、無視、裏切り、大雨、雪、病気。重いなにかが、押し潰すような舞台に、衝撃のラストが迎えられます。『PAIN』言葉の重さ、取り消せても言った事実の消せない言葉、生きてゆくがゆえに体験する愚かさ、哀しさ。その余りにも大きく重い世界が一曲によって表されています。名作です。観ること聴くこと、どれも体験の多い内容に『言葉を改めなければ』と思い知らされました。評論家も認めた問題作です。(良い意味で)言葉の重さを父から教わったみゆきさんの姿が最も感じられる夜会だ。

他の方も書かれていますが、２曲カットされてるのが残念です。
カットされた２曲はCDに収録。

CDと映像、それぞれ別の日の音源をノーカットで収録してくれれば、両方売れると思うのですが。。。

私はこの作品を何度か観なければ途中の部分の内容がよく理解できなかった。中島みゆきさんの作品は、一度観て全てが理解できないように作られているのは有名な話であるが、それほど『凝縮方作品』といえると思います。ユーモアあり、視覚的感動あり、聴覚的感動あり。プロの舞台作家でないにもかかわらず、不思議なほど充実した作品です。なんとこの作品は、映画化も予定されています。映画をご覧になって是非とも原作を観てみたいという方、是非どうぞ。

中島みゆきさんについて細かく解説されていて素晴らしいと思います。

みゆきさん初（スタジオ収録や夜会などを除いて）の「LIVE映像化」しかも、正真正銘の「LIVEツアー」の映像化ですもの・・・！！
これは、絶対にDVD・CDともに購入せねばっ！！
・・・ただちょっと残念なのは、「EAST ASIA」と「蕎麦屋」と「ホームにて」の名曲３曲
の「映像」はなく「音源のみ」をCD収録になってしまったことです。どうせならばこちらの
３曲もLIVE映像で「永久保存」しときたかったなぁ〜（；；）
あと、CD収録の「地上の星LIVEヴァージョン（カラオク）」は個人的に如何なモノかと・・・。（「ご自宅でLIVE感覚の地上の星を唄える！？」って感じでしょうか？？）
ともあれ、このような商品化（LIVEツアーその物の映像化やCD化）は、もしかすると「最初で最後」かもしれないので、中島みゆきさんのファンはもちろん、ファンでなくとも是非、必見！！！だと思います(^o^)