駿河城御前試合 (グループ・ゼロ)
山口貴由先生の「シグルイ」を読んでから、この本へたどり着きました。同じ素材を使った料理ですが、「シグルイ」のある意味洗練された絵とストーリーとは対照的なこの作品はより本能を呼び覚ます気がします。平田弘史先生の力のこもった絵はまったく古びておらず、武士の気迫が伝わってくるようです。ストーリーの残虐性がよく言われますが、その奥にあるユーモアを味合うのが本来の楽しみ方だと思います。
絶版のためいままで読む機会のなかった名作をみつけて1分で手にすることができるのはとても嬉しいことです。
解像度が低いのでkindle paperwhiteでは少し読みにくいところがあります。iPad等の10インチクラスのパッドで読むのをおすすめします。
絶版のためいままで読む機会のなかった名作をみつけて1分で手にすることができるのはとても嬉しいことです。
解像度が低いのでkindle paperwhiteでは少し読みにくいところがあります。iPad等の10インチクラスのパッドで読むのをおすすめします。
血だるま剣法・復讐つんではくずし
平田弘史作品は全ての作品に作者の思いやメッセージが込められている。
「人生如何に生きるべきか」というテーマの上に物語が成り立っている。
巷で流行っている時代劇漫画に非ず!
平田弘史作品に出てくる全ての人物の「手」を是非見て頂きたい。これだけで氏の画力に平伏してしまう。
正座している時の手、刀を握る手、斬る時の力強い手、お茶を飲む時の手、女性のしなやかな手、こどもの遊ぶ手など…
ここまでリアルに手の表情を描ける画家は平田弘史だけだ。
幻の作品と言われた2作品のカップリング。それだけで「買い」である。
リメイク版を読んだ後にこのオリジナル版を読むと凄さが余計にわかります。
「人生如何に生きるべきか」というテーマの上に物語が成り立っている。
巷で流行っている時代劇漫画に非ず!
平田弘史作品に出てくる全ての人物の「手」を是非見て頂きたい。これだけで氏の画力に平伏してしまう。
正座している時の手、刀を握る手、斬る時の力強い手、お茶を飲む時の手、女性のしなやかな手、こどもの遊ぶ手など…
ここまでリアルに手の表情を描ける画家は平田弘史だけだ。
幻の作品と言われた2作品のカップリング。それだけで「買い」である。
リメイク版を読んだ後にこのオリジナル版を読むと凄さが余計にわかります。
それがし乞食にあらず (平田弘史傑作選 (昭和四五年~四六年))
某所で紹介されるまで作品も作者も知らなかったのですが、興味を持って読みました。
この本は劇画で書かれた(という表現であっているのかな?)武士達の物語で構成されています。
・劇画だからといって食わず嫌いしないこと
・武士達の生き様に必ずしも共感せずともよいこと
この2点を抑えるととても面白い本です。
登場人物の存在感がやたら大きいのも、あるいは話の展開が時に滑稽にさえ感じるのも、
全ては作者が真面目であるという点に尽きるのだろうなと考えさせられます。
この本は劇画で書かれた(という表現であっているのかな?)武士達の物語で構成されています。
・劇画だからといって食わず嫌いしないこと
・武士達の生き様に必ずしも共感せずともよいこと
この2点を抑えるととても面白い本です。
登場人物の存在感がやたら大きいのも、あるいは話の展開が時に滑稽にさえ感じるのも、
全ては作者が真面目であるという点に尽きるのだろうなと考えさせられます。