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The Sixties by Kishin
モノクロの頂点といえば言い過ぎか?
写真が生きている
息づかいがわかる
カラーのつまらなさがわかる
つきつめてそぎおとし
シンプルに…
最後の方に数枚カラーもあるが
これはないほうがよいのでは?
カラー写真が悪いわけでないが
情報が多すぎて
インパクトが薄い
写真が生きている
息づかいがわかる
カラーのつまらなさがわかる
つきつめてそぎおとし
シンプルに…
最後の方に数枚カラーもあるが
これはないほうがよいのでは?
カラー写真が悪いわけでないが
情報が多すぎて
インパクトが薄い
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ROOTS MUSIC DVD COLLECTION VOL.4 カルメン・マキ
マキさんがバラエティ的に話したりしている映像はほとんど見かけません。ご自身でもおっしゃるとおり「TV嫌い」だからなのでしょう。ではなぜTVが嫌いなのでしょうか?この質問に対する答えの一つがこのDVD には在るように思われます。それは、あくまで勝手な仮説ですが、インタビューの受け答えが苦手ということです。このDVDをご覧頂くとよくご理解頂けると思うのですが、マキさんは、質問に対して愛想良くペラペラと話すタイプではないようです。言葉を選ぼうとする慎重な態度からか、どちらかといえば「口が重い」ようです。
まあマキさんでしたら「しゃべくりなんかで評判をとるくらいなら歌そのもので勝負でしょ?」とお考えになるのは当然に思われるのですが、このDVDもまさにそれを地で行っているようです。口の重さとは対照的(?)に、歌唱力は全く衰えを知らず、その歌うお姿には年齢を超越したシンガーとしての普遍的な「美」があります。
ご自身でも冒頭に「発展途上です」と言っておられますが、それは「進化」と言い換えてもよいのでは?現在も「進化」と続けていらっしゃるカルメン・マキさんの、これは「途中経過」の大変貴重な映像です。
まあマキさんでしたら「しゃべくりなんかで評判をとるくらいなら歌そのもので勝負でしょ?」とお考えになるのは当然に思われるのですが、このDVDもまさにそれを地で行っているようです。口の重さとは対照的(?)に、歌唱力は全く衰えを知らず、その歌うお姿には年齢を超越したシンガーとしての普遍的な「美」があります。
ご自身でも冒頭に「発展途上です」と言っておられますが、それは「進化」と言い換えてもよいのでは?現在も「進化」と続けていらっしゃるカルメン・マキさんの、これは「途中経過」の大変貴重な映像です。
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FROM THE BOTTOM
前作「ペルソナ」ではマキさんの演劇性(寺山門下ですから)がものすごく感じられましたが、本作も気取ることなく、その延長上にあるように感じられました。単純に言えば「わが道を行く!」ということなのでしょうね。映画「探偵はBarにいる」での「時計を止めて」のような色っぽい曲が巷で話題になった(かな?)のに、本作はそんな事には意も介さず、マキさんの進化の過程が更なるものであることが実感されます。
まず「媚びない」が感じられるのが、2曲目「No Face, No Name, No Number」。どう聴いてみてもあの懐かしのサラマンドラ!時代的には濃厚すぎるのでは…など思ったりもするのですが、マキさんは一向に意に介していないようです。堂々としています。そうです、それでこそ、我らがQEEN、カルメン・マキ!などと拍手。
加えて意識されているのが、素晴らしきバックミュージシャン達への配慮。これはその曲ごとに感じて頂きたいのですが、マキさんの今回参加された方々への思い、いや感謝が至るところで感じられます。
出色はやはり「A bird and flower」でしょうか。YouTubeで映像も楽しめますが、マキさんの声「自身」の魅力が堪能できます。私はマキさんの声には魔力が宿っていると思っています。鋼のように強くピアノ線のようにしなやか、そう感じませんか?マキさんの声はどんなにシャウトしても声が裏返りません。日本人女性ボーカルでは類を見ない強靭なお声、と私は思っております。加えてこの曲の持つ幻想性!ジャズよりは日本っぽい。日本ものにしては融通無碍です。囚われがなく、まるで一つの詩のような抽象絵画です。この1曲だけでもこのCDは買う価値がある!と勝手に思ってしまいました。
そしてラストの「Nord 北へ〜」はマキさんの意気込み?「どこにも属さず 何にも縛られず 荒野に一人立つ 美しい野獣♪」うん、そうです、マキさんそのものが美しき野獣なのですよ!
このCDは軽いものが好きな人には向かないかもしれません。でも忘れかけた時代、あの前向きな濃厚な時代を求める人たちには是非お聴き頂きたい1枚であると思います。
なお本CDはすべてスタジオでの一発録音で再編集は無し、だそうです。すごい!!!
まず「媚びない」が感じられるのが、2曲目「No Face, No Name, No Number」。どう聴いてみてもあの懐かしのサラマンドラ!時代的には濃厚すぎるのでは…など思ったりもするのですが、マキさんは一向に意に介していないようです。堂々としています。そうです、それでこそ、我らがQEEN、カルメン・マキ!などと拍手。
加えて意識されているのが、素晴らしきバックミュージシャン達への配慮。これはその曲ごとに感じて頂きたいのですが、マキさんの今回参加された方々への思い、いや感謝が至るところで感じられます。
出色はやはり「A bird and flower」でしょうか。YouTubeで映像も楽しめますが、マキさんの声「自身」の魅力が堪能できます。私はマキさんの声には魔力が宿っていると思っています。鋼のように強くピアノ線のようにしなやか、そう感じませんか?マキさんの声はどんなにシャウトしても声が裏返りません。日本人女性ボーカルでは類を見ない強靭なお声、と私は思っております。加えてこの曲の持つ幻想性!ジャズよりは日本っぽい。日本ものにしては融通無碍です。囚われがなく、まるで一つの詩のような抽象絵画です。この1曲だけでもこのCDは買う価値がある!と勝手に思ってしまいました。
そしてラストの「Nord 北へ〜」はマキさんの意気込み?「どこにも属さず 何にも縛られず 荒野に一人立つ 美しい野獣♪」うん、そうです、マキさんそのものが美しき野獣なのですよ!
このCDは軽いものが好きな人には向かないかもしれません。でも忘れかけた時代、あの前向きな濃厚な時代を求める人たちには是非お聴き頂きたい1枚であると思います。
なお本CDはすべてスタジオでの一発録音で再編集は無し、だそうです。すごい!!!
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Good Times,Bad Times~History of Carmen Maki~
カルメンマキさんのファンではありますが全部の曲を知っていた訳ではなく、今作が本人自らの選曲による初のオールタイム・ベストだと言う事で興味を持って入手しました。最初の方の時代を感じさせるような何とも言えない暗い歌から始まったのには吃驚しましたが、知らない内にグイグイ引き込まれて行きました。ロックだけでは無く様々なタイプの歌も全てがカルメンマキの歌と言える物で感動が止まりません。
『45年を総括するにふさわしい正真正銘のベスト・オブ・ベスト』と言う看板に偽りはありません!
『45年を総括するにふさわしい正真正銘のベスト・オブ・ベスト』と言う看板に偽りはありません!