COJI-COJI iPhone5 シリコンケース コジコジ
シリコンケースのわりには少し大きめにできているのか?収まりが感がいまひとつです。この手のキャラクター商品はそんなものだと思って使用しています。そのため、この星の数にしています。
そういうふうにできている (新潮文庫)
結婚後子供が出来ないのに、どうしても「子供が欲しい」という気持ちがわからず悩み続けていて、何か参考になるかもと思い、こちらの本を購入しました。
さくらももこさんの本は初めて買いましたが、文章も面白く、かつ色々な大変だったであろう悪阻、マタニティブルー、帝王切開といった体験も、実に淡々と飄々と書かれていて、妊娠を経験したことがなくても、大変興味深く読むことができました。
同時に、妊娠に至るまでの経過も、出産し子供と対面した後の感情も、冷静に分析されていて、それが私のような人間にはとても救いになりました。そもそも妊娠したのも、夫に急かされて・・・であって、妊娠が判明したときも喜びより不安に襲われる・・・といった描写もあり、子供と初対面したときも盲目的な愛情はわかなかった・・・これだけを書くと、子育ては大丈夫であろうか?と不安に思ったりするが、そこは彼女なりに、実に冷静に分析してあり、人間とはタイトルどおり、いやおうなしに「そういうふうにできている」ものなのだなあと読みすすめると納得して、自分のような「子供が欲しい」と思えない人間でも、出産・子育てを乗り越えられるのではないか・・・と思えるようになりました。
余り書いてしまうとネタバレになるのですが、子供というのは問答無用にかわいく思えるように出来ているのですね。でも少子化が叫ばれ、ママタレがテレビでもてはやされている昨今では、子供というのは産まれる前から可愛くいとおしく、出産は感動的な体験であるという考えばかりが強調されていて、私のような冷静に物事をとらえてしまう人には、半ばそういう感情を強制さえているように思っていました。そういう気持ちというのは、産めば自然にわかるようになるのかも・・・と、この本を読んで思えるようになりました。
そういうキッカケで、この本を手にしたので真面目に感動してしまったのですが、全体としては「ぷっ」と噴出すようなエピソードがあちこちにちりばめてあって、笑い無しには読めない本でした。
さくらももこさんの本は初めて買いましたが、文章も面白く、かつ色々な大変だったであろう悪阻、マタニティブルー、帝王切開といった体験も、実に淡々と飄々と書かれていて、妊娠を経験したことがなくても、大変興味深く読むことができました。
同時に、妊娠に至るまでの経過も、出産し子供と対面した後の感情も、冷静に分析されていて、それが私のような人間にはとても救いになりました。そもそも妊娠したのも、夫に急かされて・・・であって、妊娠が判明したときも喜びより不安に襲われる・・・といった描写もあり、子供と初対面したときも盲目的な愛情はわかなかった・・・これだけを書くと、子育ては大丈夫であろうか?と不安に思ったりするが、そこは彼女なりに、実に冷静に分析してあり、人間とはタイトルどおり、いやおうなしに「そういうふうにできている」ものなのだなあと読みすすめると納得して、自分のような「子供が欲しい」と思えない人間でも、出産・子育てを乗り越えられるのではないか・・・と思えるようになりました。
余り書いてしまうとネタバレになるのですが、子供というのは問答無用にかわいく思えるように出来ているのですね。でも少子化が叫ばれ、ママタレがテレビでもてはやされている昨今では、子供というのは産まれる前から可愛くいとおしく、出産は感動的な体験であるという考えばかりが強調されていて、私のような冷静に物事をとらえてしまう人には、半ばそういう感情を強制さえているように思っていました。そういう気持ちというのは、産めば自然にわかるようになるのかも・・・と、この本を読んで思えるようになりました。
そういうキッカケで、この本を手にしたので真面目に感動してしまったのですが、全体としては「ぷっ」と噴出すようなエピソードがあちこちにちりばめてあって、笑い無しには読めない本でした。
もものかんづめ (集英社文庫)
世の中に数多くの書物はあるけれど、これほど穏やかに読めるものもない。唯一無二。
本屋に行けばわかるが、推理小説といわず、歴史小説といわず、人はよく死ぬ。
明治以来の文学は「不条理」とか自然主義とかで、やたら暗い。
現代文学では「サイコ系」で精神が変だったったり、気持ち悪い。
SFものにも疲れてきた。だって嘘っぱちだから。
ビジネス向けの本では、やっぱりビジネス欲の固まりだったり、エッセイを見ても、日本を憂いていたり、戦闘的だったり。「ほんと、落ち着かないんだよ。」とちょっと吠えてしまう始末だ。
本はいろいろ目にしてきた。
そんな食傷気味の読者の自分にとって、一服の清涼剤を果たした本書は、いつまでも本棚に飾ってある。
本屋に行けばわかるが、推理小説といわず、歴史小説といわず、人はよく死ぬ。
明治以来の文学は「不条理」とか自然主義とかで、やたら暗い。
現代文学では「サイコ系」で精神が変だったったり、気持ち悪い。
SFものにも疲れてきた。だって嘘っぱちだから。
ビジネス向けの本では、やっぱりビジネス欲の固まりだったり、エッセイを見ても、日本を憂いていたり、戦闘的だったり。「ほんと、落ち着かないんだよ。」とちょっと吠えてしまう始末だ。
本はいろいろ目にしてきた。
そんな食傷気味の読者の自分にとって、一服の清涼剤を果たした本書は、いつまでも本棚に飾ってある。