マイルス・デイヴィス青の時代 (集英社新書 523F)
モダン期のマイルス、及びその周辺の大体の動きは知ってはいたが、
その辺りが細かく検証されていて、興味深く、面白く読むことができた。
あらためてこの時期のマイルスの作品を聴きなおしたくなった次第。
その辺りが細かく検証されていて、興味深く、面白く読むことができた。
あらためてこの時期のマイルスの作品を聴きなおしたくなった次第。
Bass on Top
ずいぶん長く聴いてきたアルバムだと今さらながら思います。ブルーノートをはじめ、多くのアルバムに名を連ねるポール・チェンバーズですが、個人的には、ケニー・バレル、ハンク・ジョーンズ、アート・テイラーによって、神輿を担がれたかのようにベースが前面に出た本作が、ポール・チェンバーズ畢竟の一枚という思いが強いです。マイルスのもいいですが、やはり「ディア・オールド・ストックホルム」は本作に収められているものがという方も意外に多いのではないでしょうか。いつになるかはわかりませんが、本作を完璧なオーディオ・システムで堪能してみたいものです。
デヴィッド・クローネンバーグ DVD-BOX
「コズモポリス Cosmopolis」日本公開を控え、クローネンバーグ監督の過去作品を振り返ろうという動きがあるようです。
でも個人的には、急ごしらえの企画を乱発するぐらいなら、いまだDVDにもBlu-rayにもなっていない「ステレオ/均衡の遺失 Stereo」「クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立 Crimes of the Future」を初期長編作品集として発売して欲しいですね。この後に連発される作品群の、本当の意味での雛形である作品たちです。
でも個人的には、急ごしらえの企画を乱発するぐらいなら、いまだDVDにもBlu-rayにもなっていない「ステレオ/均衡の遺失 Stereo」「クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立 Crimes of the Future」を初期長編作品集として発売して欲しいですね。この後に連発される作品群の、本当の意味での雛形である作品たちです。
シュープリーム・セッションズ [DVD]
コルトレーンの演奏をビデオで見ることができる、というだけで感激してしまいます。テナー・サックスの持ち方、マウス・ピースのくわえ方、そしてブローしているコルトレーン。ソプラノ・サックスへ持ち替えた時の求道僧のような表情がいいですね。
マッコイ・タイナーのピアノの弾き方も個性がありました。ちょうどグレン・グールドのような姿勢と指使いかな、と思いましたが。
1959〜63年の間に行なわれたカルテットや他のメンバーとの演奏を収めています。
帝王マイルス・デイヴィスとのセッションの緊迫感もなかなかのものです。マイルスの目の鋭さが他のメンバーとは全く違うのに驚きますし、オーラが漂っていました。メンバーの演奏中にそでに引っ込み煙草をくわえて眺めているマイルスの珍しい演奏風景も収録されています。
途中の映像は、ギル・エヴァンスのオーケストラと主役のマイルス・デイヴィスのセッションにコルトレーンもいます、といった扱いでした。貴重な映像なのは間違いありません。
後半は、またコルトレーンが中心で、ソプラノ・サックスを軽やかに奏でている「My Favorite Things」には感激しました。CDでは何回も聴いてきた演奏ですが、真剣に吹いている姿がたまりません。当然CDとは若干演奏が異なりますが、ここでの演奏もステキな雰囲気が漂っています。エリック・ドルフィの巧みなフルート演奏は、とても巧いですし、これも素晴らしいジャズだと思いました。
映像は全てモノクロです。音質はCDと比較すると劣ります。それを超える映像の魅力がありますので。エリック・ドルフィ、エルヴィン・ジョーンズ、ジミー・ギャリソン、ポール・チェンバー、ジミー・コブなどモダン・ジャズの全盛時代のミュージシャンの姿を知りませんので、最後まで楽しめました。
マッコイ・タイナーのピアノの弾き方も個性がありました。ちょうどグレン・グールドのような姿勢と指使いかな、と思いましたが。
1959〜63年の間に行なわれたカルテットや他のメンバーとの演奏を収めています。
帝王マイルス・デイヴィスとのセッションの緊迫感もなかなかのものです。マイルスの目の鋭さが他のメンバーとは全く違うのに驚きますし、オーラが漂っていました。メンバーの演奏中にそでに引っ込み煙草をくわえて眺めているマイルスの珍しい演奏風景も収録されています。
途中の映像は、ギル・エヴァンスのオーケストラと主役のマイルス・デイヴィスのセッションにコルトレーンもいます、といった扱いでした。貴重な映像なのは間違いありません。
後半は、またコルトレーンが中心で、ソプラノ・サックスを軽やかに奏でている「My Favorite Things」には感激しました。CDでは何回も聴いてきた演奏ですが、真剣に吹いている姿がたまりません。当然CDとは若干演奏が異なりますが、ここでの演奏もステキな雰囲気が漂っています。エリック・ドルフィの巧みなフルート演奏は、とても巧いですし、これも素晴らしいジャズだと思いました。
映像は全てモノクロです。音質はCDと比較すると劣ります。それを超える映像の魅力がありますので。エリック・ドルフィ、エルヴィン・ジョーンズ、ジミー・ギャリソン、ポール・チェンバー、ジミー・コブなどモダン・ジャズの全盛時代のミュージシャンの姿を知りませんので、最後まで楽しめました。