全７作品で女×男の娘が半分以上を占めているので
男×男の娘が好きな自分としては微妙でした。
あと桃組の方と比べて絵のレベルが低いですね。
もちろん良い作品もあったし萌えたんですけど
自分はちょっと物足りなさを感じました。

御形屋はるかの描く『ToHeart2』の最終巻となる3巻には、第16話から第23話まで（小牧郁乃編、るーこ編、柚原このみ編、向坂環編、最終話）と8ページの書き下ろしが収録されています。

御形屋はるかはやわからな物語としてToHeart2を描いてきました。

貴明もこのみもタマ姉も、大切な人に自分の心の一番やわらかな部分で触れようとする、そんな思いやりの物語です。

最終巻ではタマ姉とこのみと、そして最後まで人を想って自分の心に正直になれなかった貴明が、覚悟を決めてそれぞれの心と向き合っていきます。

タマ姉の「がんばりなさい／タカ坊！」

このみの「助けてタマお姉ちゃん／苦しいよ…！」

そして貴明の…

御形屋はるからしい、やわらかな物語のやわらかな結末がToHeart2を照らし出します。

こんなに面白く幸せに感じられる作品は滅多にありません。
深夜にしかもUHF系で少ない放送局でしか放送されていなかった為、同時期に放送された[ら〇すた]に比べてあまり知られず有名でなかったわけですが、個人的には、[らき〇た]や他の同時期に放送されたどの作品より優っていたと思います。
この作品自体、朝や夕方などに放送しても全く問題ないようなほのぼのしたアニメなのに何故、深夜にしか放送できなかったのかと考えると残念でなりません。
もし、全国ネットでしかも深夜でない時間帯に放送されていたら、どれだけ人気がでたかわかりません。
「ぽてまよ」「ぐちゅこ」のキャラクターはかわいいし、それらのキャラクターグッズ販売だけで凄いことになっていたかもしれないと個人的に思います。
こんな素晴らしい作品ですので、近いうちに同じスタッフ・キャストで二期の放送をお願いします。
頼みますよ、J.C.STAFFさん、バンダイビジュアルさん。

久しぶりに買ってよかったと思える本でした。
適度に笑いがあって、毒があって、あったかい気分になる所があって
総じていい気分になれる本でした。
ぽてまよが気に入った方ならお勧めできます、
この1冊で終わりなので続きが無いのが残念ですが、よく纏まっているので良しとしましょう。