宣戦布告 [DVD]
話の内容は別として、劇中に登場する空挺レンジャー隊員の装備が数年前に作られた映画にもかかわらず、現在の隊員の装備と同じなのはびっくりです。特にブーニーハット(ブッシュハット)や太ももの9mm拳銃ホルスター等はこの映画の影響で陸自が導入したのでは?と感じてしまいました。 また、劇中登場のグレネードランチャー付き89式小銃ももしかしたら将来陸自で導入するかもしれません。
自衛隊協力無しでここまで頑張ったので星三つとさせて戴きました。
自衛隊協力無しでここまで頑張ったので星三つとさせて戴きました。
奪還 (講談社文庫)
チャンネル桜に出ている伊藤祐靖氏がモデルと知り興味を持って購入。氏のフィリピンでの体験談とオーバーラップするところがあり、興味深かった。どこか大藪春彦のハードボイルド小説を思い出させる。
ただ、他の方も書いていたが、最終章の終わり方や、どんでん返しのストーリーなど何となくイマイチ期待はずれだった。また、隊員達が女医一人を救うため戦い続けていく様は、費用対効果などという思考法に慣れた現代の私たちには、あまりにも現実的でないという感じだ。それでも、南の海の美しさを目に浮かばせる描写が素晴らしかったので星四つ。
ただ、他の方も書いていたが、最終章の終わり方や、どんでん返しのストーリーなど何となくイマイチ期待はずれだった。また、隊員達が女医一人を救うため戦い続けていく様は、費用対効果などという思考法に慣れた現代の私たちには、あまりにも現実的でないという感じだ。それでも、南の海の美しさを目に浮かばせる描写が素晴らしかったので星四つ。
ZERO〈上〉 (幻冬舎文庫)
麻生幾氏の著作で最長の作品です。更に文庫化で加筆されているようなので、非常に長いです。
この上巻は三分の二くらいがプロローグ的な作りになっています。
つまり状況や人物の紹介的要素が強いのですが、この手の作品に馴れない人には物語の方向が良く分からないかもしれません。
しかし、後半の怒涛の状況悪化からは目が離せなくなります。一冊500ページ以上あるシリーズですが、サクサク読んでいけます。
この上巻は三分の二くらいがプロローグ的な作りになっています。
つまり状況や人物の紹介的要素が強いのですが、この手の作品に馴れない人には物語の方向が良く分からないかもしれません。
しかし、後半の怒涛の状況悪化からは目が離せなくなります。一冊500ページ以上あるシリーズですが、サクサク読んでいけます。
加筆完全版 宣戦布告 上 (講談社文庫)
国際平和を希求する『日本国憲法』と東西冷戦の結果生まれた「自衛隊」。現実のアジア情勢が変化すれば,憲法第9条解釈と自衛隊法の運用はどうなるか?そんな関心があってこの本を手に取った。
原作者の力量を遺憾なく発揮している傑作といえる。特に自衛隊が,具体的には各種政令がなければスムーズに運用できない点をさりげなく会話の中にちりばめているところが圧巻。なにせ,その政令が存在しないとすれば?
優秀なはずの官僚達の責任転嫁,防衛庁官僚や制服組の焦燥を見事に描ききっている。構成も内閣・防衛庁の縦糸と,警察庁・警視庁の横糸を精緻に組み合わせている。だから5つ星。
原作者の力量を遺憾なく発揮している傑作といえる。特に自衛隊が,具体的には各種政令がなければスムーズに運用できない点をさりげなく会話の中にちりばめているところが圧巻。なにせ,その政令が存在しないとすれば?
優秀なはずの官僚達の責任転嫁,防衛庁官僚や制服組の焦燥を見事に描ききっている。構成も内閣・防衛庁の縦糸と,警察庁・警視庁の横糸を精緻に組み合わせている。だから5つ星。