エビータ(サントラ)
マドンナの歌手としての才能が存分に発揮されたミュージカル映画のサントラ。それまでそのエンターテイナーぶりばかりが注目されがちだったマドンナが、紛れもなく超一流の歌唱力を持ったホンモノの歌手であることを世間に認めさせた、マドンナ・ファンにとっては痛快な記念作。マドンナの歌声の喜怒哀楽が全てこめられている、他では聞けないアルバムです。
アカデミー主題歌賞を受賞したオリジナル曲「YOU MUST LOVE ME」は映画の枠を超えた切なく美しいバラードの名曲。マドンナが全てをこめて感情たっぷりに歌い上げた名曲中の名曲「DON’T CRY FOR ME ARGENTINA」には、映画を観たことのない人でも絶対感動させられますよ。マドンナの歌手生活のハイライトといえるほど、とにかく素晴らしい歌声です。いかにもミュージカルらしくテンポのいい「BUENOS AIRES」も最高です。アントニオ・バンデラスの歌声が聴ける曲も数曲入ってます。
ミュージカルにはあんまり興味無いけど、一度ぐらい聴いてみてもいいかなー、と思っている人にぜひおすすめしたいです。素晴らしい歌曲に出会えますよ。
アカデミー主題歌賞を受賞したオリジナル曲「YOU MUST LOVE ME」は映画の枠を超えた切なく美しいバラードの名曲。マドンナが全てをこめて感情たっぷりに歌い上げた名曲中の名曲「DON’T CRY FOR ME ARGENTINA」には、映画を観たことのない人でも絶対感動させられますよ。マドンナの歌手生活のハイライトといえるほど、とにかく素晴らしい歌声です。いかにもミュージカルらしくテンポのいい「BUENOS AIRES」も最高です。アントニオ・バンデラスの歌声が聴ける曲も数曲入ってます。
ミュージカルにはあんまり興味無いけど、一度ぐらい聴いてみてもいいかなー、と思っている人にぜひおすすめしたいです。素晴らしい歌曲に出会えますよ。
エビータ (新潮文庫)
混乱時のアルゼンチンにおいて、貧困から這い上がり大統領夫人になった女優エバ・ペロン(通称エビータ)の生涯を書いたノンフィクションです。
女優から大統領夫人になったと聞けば、通常は誰しもグレイス・ケリーのようなシンデレラストリーを想像するでしょう。
しかし本書に描かれたエビータは女の子が憧れるような美しいだけのシンデレラでは決してありません。
14歳から愛人を持ち、後の夫になるペロンに出会うまでは数々の男の上を通り過ぎていきます。女優としてそれほど名声があったわけではないエビータは、
自分に有用な男を愛人とすることで自分を守って生きていくのです。ペロンの愛人になった後は、彼を助け政治に介入し、
労働者を味方につけることでペロンを大統領の地位にまで押し上げます。その後も労働者の賃金を上げ病院を整備し貧しい人々に尽くすという、
ファーストレディの鑑のような行動で、圧倒的な支持を得ていくのです。
しかし、やはりメルヘンのお姫様ではないエビータの顔がここでも出てきます。自分の支持者には果てしなく優しい彼女ですが、敵に対しては容赦しません。
権力・財力を駆使して弾圧を加え、相手の息の根が止まるまで攻撃します。
本書を読む限り、エビータという人は人々の崇拝や喝采に対してどこまでも貪欲だったように思えます。
彼女がもっとも欲しかったものは、大勢からの限りない溢れるような愛だったのではないかと感じました。
また、今まで縁遠かった国アルゼンチンについて知る契機になりました。副効果的に知識が増えるから自分はノンフィクションが好きです。
女優から大統領夫人になったと聞けば、通常は誰しもグレイス・ケリーのようなシンデレラストリーを想像するでしょう。
しかし本書に描かれたエビータは女の子が憧れるような美しいだけのシンデレラでは決してありません。
14歳から愛人を持ち、後の夫になるペロンに出会うまでは数々の男の上を通り過ぎていきます。女優としてそれほど名声があったわけではないエビータは、
自分に有用な男を愛人とすることで自分を守って生きていくのです。ペロンの愛人になった後は、彼を助け政治に介入し、
労働者を味方につけることでペロンを大統領の地位にまで押し上げます。その後も労働者の賃金を上げ病院を整備し貧しい人々に尽くすという、
ファーストレディの鑑のような行動で、圧倒的な支持を得ていくのです。
しかし、やはりメルヘンのお姫様ではないエビータの顔がここでも出てきます。自分の支持者には果てしなく優しい彼女ですが、敵に対しては容赦しません。
権力・財力を駆使して弾圧を加え、相手の息の根が止まるまで攻撃します。
本書を読む限り、エビータという人は人々の崇拝や喝采に対してどこまでも貪欲だったように思えます。
彼女がもっとも欲しかったものは、大勢からの限りない溢れるような愛だったのではないかと感じました。
また、今まで縁遠かった国アルゼンチンについて知る契機になりました。副効果的に知識が増えるから自分はノンフィクションが好きです。
確か,封切りの時に,おすぎかピー子かどちらかが,是非みるようにと宣伝してた。そのとき,見損なったので今回決心して購入した。なぜ,決心が入ったかというと,せりふも全部歌のミュージカルはなじめないからだ。「シェルブールの雨傘」は,せりふも全部歌だったので,最後まで疎外されてしまった。エビータも全部歌だが,何故か,違和感がない。これは不思議だ。なにしろ,映像が優れている。始終,埃がまったような映像が映画に集中させてくれる。せりふの歌も気にならない。また,狂言回しにアントニオ・バンデュラスのチェ・ゲバラを置いて,2面からエビータを描いているのも深みが出た。ただ,アントニオのチェは少しミスキャストのようだが,別にゲバラを描いたものでないので問題はない。なんといってもマドンナである。マドンナはモンロー亡き後のセックスシンボルだが,モンローと比べて質がちがうとおもう。モンローが女性の弱さやもろさを基盤にしてセックスアピールをしていたのに対して,マドンナはもっと攻撃的だ。彼女のプロモを観ても,観たいのか,なら,観ろ!と攻撃してくる。なによりも,その鍛え上げた肉体は感動的だ。そのマドンナがエビータを演じたのが十分理解できる。映画好きならば,見逃せない写真だ。
エビータ【字幕版】 [VHS]
とにかくマドンナの歌唱力の勝利、というところでしょうか。15歳の設定のエヴァをマドンナが演じているのには苦笑しましたが。
マドンナは台詞を喋ってしまうと、演技力がないのがばれてしまいますが、ほとんど歌だけでストーリーが進んでいくので気になりませんでした。雰囲気も当時の空気が出るように、古い映画のフィルムのように見えるような効果を使っていたり、なかなか見せてくれたと思います。ミュージカルとしてだけでなく、映画としても文句なしに面白かったです。(そもそも、エヴァの生き方そのものがドラマチックなので面白くならない方が嘘なんですが)
意外だったのはバンデラスの歌が上手いこと!オープニングからぐいぐい引っ張っていくところは流石!という感じです。力強い歌声と視線に釘付けでした。個人的には皮肉たっぷりに歌い上げるOh What A Circusがお気に入りです。
マドンナは台詞を喋ってしまうと、演技力がないのがばれてしまいますが、ほとんど歌だけでストーリーが進んでいくので気になりませんでした。雰囲気も当時の空気が出るように、古い映画のフィルムのように見えるような効果を使っていたり、なかなか見せてくれたと思います。ミュージカルとしてだけでなく、映画としても文句なしに面白かったです。(そもそも、エヴァの生き方そのものがドラマチックなので面白くならない方が嘘なんですが)
意外だったのはバンデラスの歌が上手いこと!オープニングからぐいぐい引っ張っていくところは流石!という感じです。力強い歌声と視線に釘付けでした。個人的には皮肉たっぷりに歌い上げるOh What A Circusがお気に入りです。