ガンソード ~夢見る頃をすぎても~ (角川スニーカー文庫)
第1章と2章はアニメの1話前の話なので、観ていた方は楽しめると思います。
第3章はある有名漫画のパロディーです。ヴァンと戦った相手の一人はある漫画に登場した相手の戦闘力を測る機械を持っていました。
3章はパロディーの元ネタがわかる人は楽しめると思いますので、アニメと観た事がないの人でも楽しめる小説だと思います。
瞬間センチメンタル
発売二ヶ月にしてYOU Tubeで満足できず買って
しまいましたがよかったです。良かったのは、カップリング曲二曲が良かったこと。
聴き応えあります。
「星降る」のドラムがすごく良くて歌うドラムだなと感じます。
「夢見る」は、背伸びした「少年称」の元歌をガールズバンドが歌うねじれた
不思議さあります。「夢見るつばさ」がストレートなので好対照です。
ポリスを連想させる男っぽい歌い方です。
ところで「瞬セン」ってタイトルやPVを裏切って歌詞がラブソングでは無い!?
白線流し DVD-BOX
高校時代が遥か彼方になってしまった私でも、冬のこの時期はノスタルジックな白線の世界へトリップします。前半6話までの、渉と園子が出会い惹かれあっていく過程はいつ見ても胸が高鳴ります。長身の長瀬くんは少年の面影を残し、酒井美紀ちゃんは制服もポニーテールも可愛い。大人になった今では出せない魅力に溢れています。園子の父親役、山本圭さんの良き理解者ぶりも好きです。数々の名場面とそれを盛り上げる音楽、松本市の澄んだ空気感が絶妙で、9年経った今でも愛すべきドラマです。この作品以降、続編が続いていますが正直言って本編は超えられません。他のドラマ然り、CD(アルバム)然り、初めての一作目が一番インパクトがあり魅力的で愛され続けていると思うのです。続編を待ちながらも、やはり原点である本作に心が戻ってきてしまうのはファンなら皆さん同じだと思います。
白線流し~夢見る頃を過ぎても ディレクターズカット完全版 [DVD]
このドラマを見ていて本当に思います。人生はなかなかうまく行かない。もどかしい7人のその後。誰もがうまくいかない年頃なのかもしれません。くっついたり離れたり、景気の変動や別れがあり、うまく生きるのは難しいなと思いました。7人の絆は固いかれども、今後は、、?松本高校の頃みたいにずっと一緒と言うわけにはいかないのかなと思いました。
夢みる頃をすぎても (小学館文庫)
20年以上前に描かれた作品ですが、たとえば「ハチクロ」が好きな人なら、きっと好きになる漫画だと思います。
本作をひと口で言うと、80年代の若者の、受験〜大学生活にいたる数年間の恋と青春を描いた連作短編集です。
学級委員長タイプのマジメな黄菜子と、落ちこぼれだけど人気者の恭一をはじめ、2人を囲む友人たちのキャラクターがすごくよかったです。実は引越しの時持ってこなくて手元にないんだけど。そして今、それをすんごく後悔しているところなのです。
この作品中、僕が好きなのは、受験ノイローゼで進学校から3流校に転校させられ、周囲に馴染めない猿渡君。受験もそっちのけで遊ぶ同級生たちの雰囲気に流されまいとひたすらガリ勉に徹する彼は、無理がたたってまたしても学校で倒れるハメに。
よくあるパターンでは、両親や教師の過剰な期待に応えるために、ガリ勉していたけど、実はイヤイヤだったんだよ、みたいな展開となりそうなのですが、彼の場合は違います。(以下うろ覚えだけど)猿渡君は自分が他より秀でた存在ではない、という自覚から、社会に出た時に優位に立てるように、得意な勉強でとりあえず受験戦争に勝っておこう、というきわめて戦略的な考えの持ち主なのですが、ノイローゼで倒れた時から親たちが逆に「やっぱり無理をさせすぎたのかしら」という彼にとってはありがた迷惑の気遣いとか、周りの「受験、受験、ってやりたいことも我慢してまで無理しなくていいのに」という誤解を持て余しているのでした。ガリ勉、というキャラはたいがいネガティブに(あるいは笑いのタネに)描かれるものですが、この猿渡君、客観的に自分をわかってた上でやりたいようにやっているヤツなんですね。むしろ、「どうして俺が被害者扱いされなきゃいけないんだ」といらついていたりする。こういう男、僕は好きだなあ。そう言えば、「ハチクロ」7巻に登場する小学生、倉持くんは猿渡君を彷彿とさせます。(余談だが、彼がはぐちゃんと花火を見に行く回は個人的にあのマンガの中でも最も感動的な回だと思う。)
話がそれましたが、とにかく受験だったり、恋だったり、恋のようで恋でない自己愛だったり、若者たちが持て余してる色んな感情が濃やかに描かれるこのマンガは、夢見る頃をすぎちゃったかもしれない人たちにとっては、まぶしい、まぶしすぎる作品なのです。