入門ミュージアムの評価と改善―行政評価や来館者調査を戦略的に活かす
実際に事例が、誰が(Who)何を(What)何のために(Why)どういう方法で(How)評価するのか、という整理を含めて紹介されています。これらの整理がなされているために、それぞれの事例の意味が客観的に理解しやすくなっていると思います。
行政評価も、絶対的な唯一の尺度ではなく、多面的な評価とそれに基づく改善の活動の一部としてとらえることができると思います。特に、ミュージアムそのものに関心が必ずしもあるわけではない利害関係者(行政、議会、一般市民)に対して客観的な評価を提供することの価値を考える材料になりました。博物館に思い入れのある方々の中には、評価の結果だけがある特定の意図に従って使用される危険を懸念する方もいると思いますが、否定だけするのでなく、第3者へ説明可能な評価も作り上げそれを前向きな活動に役立てることに対して協力するという方法もあると思います。
東京都の行政評価の事例はまだ100点の評価方法ではないと思いますが、結果を見ることでそれぞれの立場の方が考えを深める材料にはなるものだと思いました。もちろん、何か足りないか、あるいはどこがあいまいか、といったことを明示的に議論することも必要だと思っています。
小林賢太郎プロデュース公演「Sweet7」 [VHS]
有名パティシエが経営するケーキ店に勝つための対策を練ろうと奮闘する
【七日堂】というケーキ屋を舞台にした「sweet7」。
サモアリナンズの常連・久ヶ沢徹や平田敦子、自らのプロデュース公演等で
活躍中の西田征史など個性あふれる役者陣がラーメンズだけでは実現出来ない
面白さを出してくれています。
もちろん、片桐仁の演じる強烈キャラにも要注目です!
いつものラーメンズの公演とは違う「sweet7」是非見ていただきたいです。
ただ、第1回目のプロデュース公演のネタが冒頭に出てくるので、話をつなげているなら
先にそちらを映像化して欲しかったです。
ドラマCD「テイルズ・オブ・イノセンス」Vol.1
個人的にイノセンスは結構好きな方で、(キャラクターが)
ドラマCDも楽しみでしたが本当にゲーム沿いでした(^^;
初回特典のカードはパッケージをそのままカードにした、という感じです。
イノセンス好きなら買ってもいいと思います('゚∀゚`)
小林賢太郎プロデュース公演 「good day house」 [DVD]
とても素敵な作品です。ショートコントの集まり的な感じもあるけど、この作品の根底を流れているのは小林賢太郎のアート感覚。この揺るぎのない基盤に支えられて笑いが創られていくことによって、生活感が滲み、なんともないワンシーンでも魅力を感じてしまいます。1st floor がカフェ、2nd floor がお受験の学習塾、3rd floor が空白の個展会場、4th floor が大家さんの部屋というセッティングそのものや、大家さんの部屋のインテリアにもセンスのよさを感じるし、音楽の選曲(特に3rd floor の芸術的なトリックで興奮した後に流れる音楽)なんかもおしゃれです。現代の、人が人と接することの虚無感と楽しさ、滑稽ささえも感じる作品で、舞台作品としても優れたものだと思います。
小林賢太郎は奇才な人です。
パール・ハーバー(吹) [VHS]
私はアメリカが嫌いなわけではない。
だがこの映画(と称するのもどうか?)は酷すぎる。
破綻したストーリー、無駄に予算を投入したCG、
一考すらされていない歴史考証、よく分からない宣伝…。
まさしく悪しきハリウッドが凝縮された逸品で、
アメリカ人の歪んだ日本観を垣間見ることができる。
これは映画ではない。
アメリカの負の部分をうかがう為の資料だ。
その意味では間違いなく☆五つ。
言うまでもなく映画としての出来は論外中の論外。
…これって載るのかなぁ?