Fullmetal Alchemist 1 (Fullmetal Alchemist)
「鋼の錬金術師」は今アメリカでも大人気だ。アニメがヒットしたので、アメリカ最大の漫画翻訳企業で「ドラゴンボール」などのジャンプ作品や「らんま1/2」なども翻訳しているVIZが今回翻訳に乗り出した。
VIZの翻訳は、他の作品を見てもレベルが高いのだが、この「ハガレン」の翻訳もいい出来だ。ネイティブが読めばそのまま「ハガレン」の面白さがちゃんと伝わるし、日本人が読めば英語の勉強になるだろう。「持っていかれた…」が「He's gone...」となっているなど、多少首をかしげるところもあるが、それでもお勧めだ。さらに、北米で放送されたアニメ版とちゃんと同じ翻訳をしているところなども、これまでの翻訳より力の入れようをうかがわせる。
Humankind cannot gain anything without first giving something in return. To obtain, something of equal value must be lost. That is alchemy's first law of equivalent exchange. In those days, we really believed that to be the world's one and only truth...
(人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない。何かを得るためには同等の代価が必要になる。それが錬金術における等価交換の原則だ。そのころ僕らは、それが世界の真実だと信じていた…。)
百姓貴族 (WINGS COMICS)
鋼の錬金術師を愛読していて興味があったので購入しましたが、正直単純な”面白さ”では鋼の〜よりも上でした。
ご自身が農業高校の出身で北海道の実家・荒川農園で農業・畜産に従事していたという経験をギャグタッチで描いてあって非常に読みやすいですし、笑いの裏にチラリと農業の厳しさをのぞかせるあたりが絶妙で、散々笑って読み終えた後には日本の農業についてちょっと真面目に考えてしまうような作品です。
鋼の〜に比べてギャグテイストですが、十二分に読み応えがあります。
鋼の〜は妙にリアルな感じがしますが、その根幹に自然と向きあう農業の体験が生かされているんだなと感じる一冊でした。
もちろん、鋼の〜を知らない方でも充分に楽しめる作品です。
読み終わった後にはちょっと農民になりたくなる事請け合いです。
これを全国のJAにそっと置いておけば、農業従事者が増えるかも知れません。
個人的にはかなり”当たり”の本でした。
次巻以降も購入します。
トワノクオン 第一章 (初回限定生産) [Blu-ray]
「地球へ・・」のように管理社会から能力者たちを助けようとする
「地球No.V7」のように主人公だけ色んな能力が使える
「超人ロック」みたいに年を取らないっぽい(多分
ニヤニヤしながら楽しめました。
映像もサウンドのクオリティーも良く、内容もテンポ良く、
「これは大作ですよ」とアピールするような退屈な展開などは一切ありません。
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST FINAL BEST(DVD付)
TV放映中でも「元の歌の含蓄」を保持しつつ
「鋼の錬金術師の世界観」が最大限に出るように
絶妙にチョイスされた歌詞編集と、
歌の内容に合わせた映像編集が印象的なテーマソングでした。
そのシンクロ性は初めて観て聴いた時にテンションが上がるだけでなく、
全て観終わった後で観聴きすると
今までのストーリーが思い出されて涙がにじんでくるほどの破壊力です。
特にAgainとLET IT OUT、RAY OF LIGHTは
エルリック親子の人生の軌跡を辿っているような気分になってかなり涙腺を刺激してきます。
また、TVverでは用いられなかった歌詞の部分も世界観にピッタリだったことに気付くなど、
フルで聴くとTV版とは異なる印象を受けるなど新しい発見も多いと思います。
特典もノンテロップ映像やミュージッククリップ、
今まで出たCDジャケットイラストのメモリアルカード、荒川先生からのメッセージと
特典も豪華なので是非購入を薦めます。
トワノクオン 第二章 (初回限定生産) [Blu-ray]
早いもので、もう第二章。
第一章のBDが届いたので勢いでレビューです(笑)
物語は第一章では空気(?)だったサイボーグの瞬と、
ひずる目線で静かに始まります。
どうやら、彼らにも色々バックボーンがあるようで、
その辺りも今後の気になるポイントかと。
いや、あえてバレぎりぎりで述べるなら、
瞬は本当に要チェックです、彼は大変だ。
閑話休題。
ゲストの能力者・カオル(cv日野聡)は植物の声を聞き、
それを操る(?)事が出来る力を持ちます。
その出自から恐らくは心の優しい少年であったのでしょう、
キリとの邂逅でもそれは明らかです、しかし…。
科学捜査、植物が鍵、赤い夕陽を背負ってのバトル…、
『トワノクオン』とは特撮テイストが強い作品だと私的にずっと思っていたのですが、
第一章で感じた石ノ森テイストではなく、第二章では円谷プロ派閥のかおりがします。
あえては語りませんが、興味をもたれた方はご覧になってみてもよいかと。
「…名前も知らないんだ」その台詞に、僕はただ慟哭する。