木曜日のフルット 1 (少年チャンピオン・コミックス)
主人公のフルットのかわいらしさは表紙を見れば一目瞭然。
しかし、ヒロインの鯨井先輩のダメっぷりは本編を読まねばわかりません。
表紙でパチンコ屋の袋を抱えているところからして、ヒロインとしてはかなり異色!
安アパート住まいの無職ヒマ人。これが今の少年漫画のリアルなのか?
ちなみに表紙の下の間違いさがし、6個発見したけどもっとあるのかなあ?
You can’t catch me(初回限定盤)
ご本人が飛躍的に大人っぽくなっていくのに比例して
楽曲も大人っぽさが増しています。
サウンドについては
従来の別世界感というものは影を潜め
シンガーソングライター的な雰囲気を感じました。
「マジックナンバー」と「秘密」を聴き比べてもらえれば
方向性も予測することができるかと思います。
全体の印象ですが
前作「かぜよみ」における「カザミドリ」は
アルバムそのもののイメージを決定づけるほど
圧倒的な存在感がありましたが、
本作はどちらかと言えば1曲1曲個別の印象を持っている作品で
それを「散漫」と受け取るか「贅沢」と取るのかは
聴き手次第ですね。
内容も女性的な感情を歌ったものが多いように感じ
かぜよみほど共感できませんでしたが
それはこの作品の個性であり、
女性の方は本作の方が気にいるかもしれませんね。
敢えてキツイ意見を言わせてもらえば
もうちょっと曲数を減らした方が良かったのでは?と思いますが
聴き込めば聴き込むほど馴染む感はあるし、
概ね「you can't cacth me」って言う感じの作品ですよ。
ついでに。
特典Live CDはDVD持っていれば必要ないと思います。
それでも町は廻っている 8 (ヤングキングコミックス)
あとがきで著者が述べているように、第8巻は歩鳥でもどうにもならない事を
描いた話が収められており、第7巻第55話(時は待ってくれない)での
「商店街もみんな今の感じが続くといいなっ…っていうか…誰にも嫌な事が
起こらず誰ひとり欠けてほしくなくて…」という歩鳥の願いとは裏腹に、
商店街のラーメン屋が店じまいしてしまう第65話(さよなら麺類)は、
自分の意思とは関係なく、自分の周囲が少しずつ変わっていく様を端的に
描いたお話(実はラーメン屋以外にも、シーサイドにもちょっとした変化が
あるようですが、それが何かは探してみてください)。
時が過ぎて、自身の置かれている立場が変わったり、人それぞれが意思を持ち、
自身の目的に沿って生きている限り、誰がどんなに変わらないことを望んでも、
それは無理な相談である事を再認識させてくれる。
個人的な事を言えば、10年前と今の小生を中心とした相関図は全く異なっているし、
20年以上前に通った通学路の里芋畑は今は一戸建てやマンションが並ぶ住宅地だ。
他の話においても、第61話(大怪獣 尾谷高に現わる)は、3年生になった歩鳥が
映画研究会の新入部員勧誘用ショートフィルムの撮影を手伝ったことがきっかけと
なって起きた騒動を描いたもの。歩鳥の推理が冴えわたり、事件は8割がた解決したが、
残りは歩鳥でもどうしようもないことだったり、第62話(踊る大捜査網)においては、
安楽椅子探偵を気取りながらも実は弟・猛の手のひらで踊らされているなど、
タイトル(それでも町は廻っている)に含められた意味の一部を知った気がしました
。当然作者の事ですから、ダブルミーニングどころか、トリプルミーニング以上の
ものが含まれているのでしょうけど。
DOWN TOWN/やさしさにつつまれたなら(初回限定盤)(DVD付)
Although the single was published before I discover, This is as good as all another Maaya's songs.
The song, 'Down town' is very soft but rather vigorous, and I think Maaya is one of the limited artist that can sing a song like it.
The second one, 'Yasashisani tsutsumaretanara' must be the ending theme song of the famous Jibrii movie, 'Kiki's delivery service', isn't it?
The movie is of more than 20 years ago, but the lylic and melody is still beautiful!
I love both of them, but the DVD, isn't it too short?
It is a kind of omake, so, we munt not say about the DVD's quality. Above all, the PV itself is very good. But for the people who thought they paid sufficiently for the DVD, it may give some disappointment. MAYBE.
それでも町は廻っている 9 (ヤングキングコミックス)
大好評のうちにアニメも終了した「それでも町は廻っている」最新刊です。
収録作品の多くはアニメ化したエピソードで構成されており、読んでいてアニメを思い出してしまいもしました。漫画がアニメ化されて上手くいく例というのは、よく見積もっても四割程度だと思うのですが、これはかなりツボにはまった作品ではないかなと思います。最初は歩鳥役の人の声としゃべり方が気になりましたが、慣れてみれば凄くピッタリで、タッツンも紺先輩もちょうどよい感じなのではなかったでしょうか。シーサイドメンバーによるメイドのエンディング曲もよかったし。アニメから漫画に入る人もあり、そのまた逆もありで相乗効果が期待できる作品でした。
漫画本編がこの巻のように好調だったら、そのうちアニメ第二期があるかも知れませんね。(当たり前ですけれど)学園もの、友情もの、SFもの、純文学もの、ラブコメもの、動物もの、多彩な味付けで一作一作見せてくれる石黒先生にはこの作品長く続けて欲しいです。できれば、この巻みたいに時系列はあえて無視してみたり前後して無限ループの中でずーっと続けて欲しいです。