ドラゴンボールZ2
ファミコン版ドラゴンボールZ2で、副題は「激神フリーザ!!」。
ナメック星に出発するところからフリーザを倒すところまでが物語の舞台。
ただし原作と異なり、ヤムチャ、天津飯、餃子が生きていて、いっしょにナメック星へ向かう。
移動や戦闘はカードによるもの。
簡単に言えば、星の数が多いカードが出たらマップ上で長い距離移動できたり
戦闘で強い攻撃ができたりする。
ナメック星ではZ戦士、ベジータ、フリーザ軍のドラゴンボール争奪戦が展開され、
3組が順番にマップ上を動くのでなかなか楽しい。
RPGでいうところの経験値がBP(戦闘力)で表され、この値に忠実に強くなっていくので、
原作の再現性が感じられてなかなか良かったといえる。
悟空、悟飯、ベジータのサイヤ人は、HPが0に近い状態から一気に全回復すると戦闘力が大幅にアップする。
積極的に戦略に組み込むことは難しいが、狙って成功したらこれは気持ちいい。
ギニュー特戦隊編ではドラゴンボールを渡すかどうかでストーリが少し分岐する。
渡すと悟空が到着し、特戦隊1人ずつと戦ってボールを取り戻す流れ。
渡さないと悟空抜きで特戦隊5人とその場で対決。
悟空も途中で合流するはずなので、5人と戦うのも無謀ではない。
1人ずつ倒すほうが難易度は低いかもしれないが、やや面倒。
レベルが上がっていれば5人まとめて葬りたいところ。
ギニューも原作に倣って「ボディチェンジ」を使ってくるが、
どうも誰に向かって仕掛けてくるかはランダムなようで、
ヤムチャなんかと入れ替わってくれればむしろそこから押せ押せでいける。
フリーザとの最終決戦前は悟空の乗ってきた宇宙船でみんな修行することができ、
多くのプレーヤーはそこでみんな最大レベルまで上げることができたことと思う。
前作との大きな違いだが、やや味気なさも残ったといえる。
あえて言えば、スーパーサイヤ人が出ないのも不満の1つだろう。