アイ・アム・サム (竹書房文庫)
はじめに見たのは映画のほうですが、学校で読んで泣きっぱなし。
映像がない分、「あのときのルーシーの顔は...」「ここでサムが」と文章とともに頭の中にイメージが広がっていきます。
文章でもしっかり伝わる親子の絆と、時に苦しさと、とても感動できます。
映画をみてから読んでよかったな、と思いました。
『I am Sam~アイ・アム・セム~』 DVD-BOX
原作は岡田和人のコミック「教科書にないッ!」らしいのですが,あれをそのままドラマには出来ないでしょう。R−18指定になっちゃいますよ。
ストーリーは,ヤクザの親分の愛娘の綾ちゃんが大楽先生に惚れて押しかけ同棲し,五月先生との奇妙な三角関係もありますがっていうラブコメなのですが,全18巻の単行本のうち半分以上はH系の会話や絵が占めているという代物ですからね。
私の場合は原作から追及するタイプ? ですので,勿論楽しく読ませていただきました。
それで,これを韓ドラにアレンジするとなると,先生と生徒という設定はOK,三角関係もそのままでOK,押しかけ同棲の部分が“契約同棲”になって,彼女が無事高校を卒業できたら報酬は1億円のところが10億ウオンになって,だけど,Hの部分の描写はどうするんだろうなどと勝手な想像をしながら見始めました。
そこは流石に韓ドラ,笑いも涙もある学園物ラブコメに仕上げてくれました。
ある日偶然通っていた公園で怪漢に追われているウンビョル(パク・ミニョン)を助けたことがきっかけで,巨大ヤクザ集団のボスの娘であるウンビョルと同居しながら彼女を守らなければならない任務を任されるチャン先生(ヤン・ドングン)。
彼女が無事高校を卒業できたら報酬はなんと10億ウォンなのですが,ウンビョルパパはチャン先生との仲を疑い始め,2人を引き離そうとします。結局,早期卒業が決まってウンビョルは留学することになります。
チャン先生との同棲も解消され,お別れすることになって4年後,ウンビョルも留学から帰ってきて,2人はいつもの公園で再会します。
最初こそ,フラフラ歩いてボソボソ話すチャン先生で話が進められるのか心配でしたが,見ているうちにボチボチはまってきます。
情けなかったチャン先生が生徒をかばう熱血先生風に,悪ガキの生徒たちも次第に熱くなってきますし,最悪だったウンビョルも可愛い女の子に変身していきます。
地味なキャラクターのチャン先生ですが,人としての温かみにあふれ,最後はしみじみとはいえハッピーエンド仕立てにしてくれましたので,ドロドロ恋愛劇やHシーンは無くても私的には十分楽しめた作品でした。
おまけ:“セム”とは“ソンセンニム”の俗語で翻訳すれば“先公”という感じでしょうかね。
CD アイアムサム リスニングCD
映画では知的障害者の役のセリフが不明瞭ですが、このリスニングCDでは明瞭に聴こえ、英語の学習に最適でしょう。私は短大で英語の講師をしていますが、毎年映画を一本、一年かけて授業で使っているので、こうした音声のみの聞きやすい補助教材はとても重宝しています。スクリーンプレイ社の本(左頁が英語、右が和訳の脚本)とDVDとリスニングCDと3本立てで、じっくり好きな映画で英語の勉強をしたい人にはお薦めです。ただ、このCDでは場面転換の際のセリフの間がないところが何箇所かあることと、声優さんの演技力不足で星が一つ付けられませんでした。くり返し聞いて映画の素敵なセリフをまるごと覚えちゃうのにはとっても便利ですよ。
I Am Sam
映画を見てから、サントラ盤を購入して聞いています。
メロディと映画の中のシーンがよみがえり、こころが温まります。
映画の内容と曲の関係が、ピッタリしていて最高!!
映画を見ない人でも、曲だけを聞いて感動すると思う。
音も詞もいいよ。
愛がタップリと感じる映像とこのメロディは、価値あり。
I am Sam : アイ・アム・サム [DVD]
サムは7歳児程度の知能しかもっていない父親ではありながら、彼なりに娘のルーシーをいつも見守り、とても愛し、ルーシーもサムが他のクラスメートの父親と"違う"ということを認識しつつも、常に父親を求め、触れ合い、会話を求めている、2人の絆の深さを感じさせる感動的な作品でした。
サムもルーシーも、どちらも子どものようでもあり、またどちらも1人の人間として立とうと頑張っており、非力な中にも純粋にお互いを求め合うその姿勢に、まわりも引き込まれていく。そんな彼らの日常が、とても暖かく、都会の人間がわすれがちな大切なものを教えてくれる、そんな映画でした。
涙無しでは、見られませんでした。