ライヴ・イン・コンサート [DVD]
私は素人で、どちらかというとミーハー的なユンディ・リのファン
なので、大した内容は書けませんがお許し下さいませ。
ドイツでのコンサート模様ももちろん素晴らしかったですが、
どうしても見たかった、ショパンコンクールの模様(ピアノ協奏曲)
が収録されていたので、今回は購入致しました。
若干18歳になったばかりとは思えぬ、堂々とした演奏ぶり、
素晴らしいテクニックに、新鮮な驚きを覚えました。
ボーナストラックにはこの他にも、彼の子供時代や、両親との写真、
などなど、成長の過程も収録されていて、彼のファンには嬉しいものになっています。
ショパンやリストの素晴らしい曲をこの上なく綺麗な音、タッチで弾く
彼の演奏は、CDで聴くだけでなく、弾いている手元が見れる
映像は、嬉しいですね。鳥肌が立つほどでした!
ユンディ・リ ショパン・ベスト
ユンディ・リがDGに残したショパン録音からの選集。
小品でも大曲でも、茫洋として計り知れない規格外のスケールを感じさせる。ノクターン9-2などは有名曲だけに、よほどの才能とセンスがなければ音楽として成立すらしない難曲なのだが、ここまで聴かせる演奏はなかなかないだろう。最後のソナタも、古今の名演を凌ぐ素晴らしい出来で、彼の音楽的感性の豊かさを実感できる。
だが、「ベスト」盤に付きものの異論は本盤にも該当する。収録時間の関係か、ショパン・コンクールでも弾いた「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」の名演を収録しなかったのは解せない。有名曲を集めれば売れるという考えでは、演奏家の本当の実力は見えて来ない。彼のような大器には、相応の選曲と曲順を考えるべきだろう。
今後の活躍が期待される、本当に実力のある人だけに、色物際物的な売り方はもうやめてほしい。移籍したEMIでは「ノクターン全集」という超ど級のアルバムをリリースしているが、この対極的なやり方が今後どうなるか。
ショパン:ノクターン全集 (デラックス盤)(DVD付)【HQCD】
CD製作会社の方針か?なぜ店頭で視聴させてくれないのか
と思ったら、実際に購入してみて分かったこと。
どんなに名手が演奏しても、曲そのものの凡庸さはカバー
しきれないってこと。
本当に、有名になる曲といつまでもマイナーな曲のまま
っていうのには、それなりの理由があるってことが
よくわかりました。
ショパンのノクターン、有名なのは第一番、第二番と
遺作になった第二十番くらいであとは十把ひとからげ
じゃないけど、よほどのマニアックなショパン好きか
研究者ででもなければ、聴き込まないような渋い作品
ばかり、ちょっと聴きには大同小異でみんなおんなじ
調子で、途中で眠くなってしまった。
そこを、がまんして何時間も聴き込んでいくと
だんだんとそれぞれの曲の良い点もすこしずつ
見えてくるんだけど、、、とにかくちょっと
忍耐力のいるCDです。
なお、通常盤での評価なのでDVDで観るとちょっと
印象に残る部分が多いのかも?