泣き虫
僕は、15年来のプロレスファンで若手時代の高田、旧UWF・第2次UWF、Uインターとそれぞれの高田延彦を見てきたが、それぞれの時代の高田の深い心境に触れられたのは初めてで非常に深い内容の本だなと思った。弱い部分もさらけ出している。波紋を呼んでいる「プロレスは始めから勝敗は決まっている」という部分はもう改めて騒ぐ必要はないだろう。この部分は、皆わかっているが口に出さないだけでプロレスファンは別に勝敗をプロレスの試合に求めているわけではない。プロレスには勝敗を超越した愉しみがあるのだ。それにこの点について触れないと、本の中で高田の心情が正確に伝わることができす、読み物としては中途半端になっていただろう。
PRIDE.23 [DVD]
見応えあります。高田の引退は勿論、ランデルマンの強烈なヒザ、マリオ・スペーヒーを破ったニンジャとアローナの死闘、まさに「ノゲイラ」な芸術的な関節技、吉田秀彦のバーリ・トゥード初見参・・・。
しかしながらなんといっても現PRIDEヘビー級王者、エメリヤーエンコ・ヒョードルとヒーリングの試合が興味深い。当時PRIDEではかなりの地位を築いていたヒーリングを、ヒョードルが冷静に殴り続ける様子は、何か尋常ではないものを、リアルタイムで観ていた僕は感じた。ヒョードル!とにかく、ヒョードルが最重要。と、熱狂的ヒョードルファンの僕は言う。・・・それにしてもこの大会はホントに面白いなあ(適当)。
武藤敬司 デビュー25周年記念DVD-BOX プロレス界の至宝~その栄光の軌跡1984-2009~
グレートムタの毒霧伝説を購入して、やっぱりこっちも揃えたくて購入しました。
デビューして間もない頃でも、抜きん出て華と技術が備わっているのに驚かされ、やっぱ髪の毛ふさふさの武藤敬司は格好良いです!
ただ、DVDの編集が下手で、特にインタビューとかBGMが大音量過ぎて聞き取れません。武藤の登場曲ならまだしも、暗いオーケストラやチャチャマンボ♪みたいな、意味不明のBGMが、武藤の声を掻き消さんばかりに鳴り響いてます。
試合は最高だけど、編集というかDVDとして完成度が高かったのは毒霧の方かな〜と思います。
アイ・キャント・ウェイト
新曲3曲、ライヴ2曲のミニアルバム。"I can't wait"はバラード風で、イングヴェイなら目をつむっても書けそうな曲。"aftermath"はいかにも「THE SEVENTH SIGN」のアウト・テイクといった感じ。"rising force"のライヴは、CD音源としてはマイク・ヴィセーラのボーカルが聴けるのは多分これだけだと思われるので、貴重かも。でも、残念ながらあまり上手くない。"far beyond the sun"でのイングヴェイのプレイは結構ラフかも。"power and glory"は高田延彦のテーマ(Uインター時代?)でバックの「タカダタカダ~♪」のコーラスは結構笑える。
まあ、熱心なファン向けの作品ですね。ジャケットのイングヴェイの激太りを見て笑ってください。