Garbage Collection: Algorithms for Automatic Dynamic Memory Management
今のところガーベジコレクションの各種アルゴリズムやテクニックを書いている唯一の本ではないかと思う.内容は実によくまとまっていて分かりやすい.この本を読めば,他の本やWebを読まなくても,基礎から中級レベルまでの知識とスキルは身につけることができる.リファレンスカウンティングやマーク&スウィープといった大前提となるアルゴリズムを解説し,異なるアルゴリズムの長所・短所を明らかにし,それぞれのアルゴリズムに対する改良・拡張などについても説明している.さらに,世代別ガーベジコレクション,並行マーク&スウィープ,分散ガーベジコレクションといった,より高度なアルゴリズムも丁寧に解説されている.
Beautifulgarbage
ガービッジにはこのアルバムから入ったので、
個人的にはこれがいちばんのお気に入りなんだが
初期のファンからすればロック度が足りてないよ、ってことで
残念ながら評価がいまひとつの盤のようである。
ガービッジはシーンに登場した時期が微妙だったから、
このバンドをポップ・ロックをやるバンドじゃなく、
グランジか何かのバンドだと思っている人が多いのだろう。
だから低評価となってしまったんだろうな、と解釈している。
ニルヴァーナのいちばん売れた盤を手がけている人がメンバーだから、
余計にそうした色が付いてしまったこともあるだろう。
こんな喩えをしてもわかってもらえない気がするが、
このアルバムはドアーズで言えば『ソフト・パレード』みたいだ。
以前の自分達がどうであったかはさておいて、
とにかくバンドが全力でポップに仕上げたアルバム、という意味で。
音楽形態やアレンジがロックであるかなんてことも関係なく
とにかく上質なポップ・ミュージックを作った。
そしてそれは、目を見張るほど完成度の高いバック・サウンドと、
魔法のようなメロディーの質から見ても、
彼らの最高傑作だったのではと個人的には思う。
それにしても、ここで聴くことのできるシャーリーの歌声は、
マリリン・モンローだとかと比べられるべき比類なきセクシーさだ。
彼女の魔性のような魅力にメンバーみんなが気づいてしまったから、
いっぺんヴォーカル・アルバムを作ってみようじゃないか、
…ってことで、こういう作風になったんじゃないかなー(推測)。
G
ラモーンズのトリビュート盤で存在を知ったのが購入のきっかけ。
久々に音楽を聴いてワクワクしてしまい全アルバムを即買いしました(3枚だけですが…)
どれも最高です,特にこのアルバムの一曲目は友達と喋っていても会話がとぎれるくらいの破壊力を秘めてます(笑)
グランジやらオルタナやらの枠はよく分りませんが,ずいぶん前の作品にもかかわらず今もあせず,飽きず聴きまくれる良質のポップミュージックです
ガベージコレクションのアルゴリズムと実装
アルゴリズムに関する部分は理解しやすく、綺麗にまとめられていて良かったです。 実装に関する部分は自分にとっては難しかったですが、実際に実装する際にどのような工夫がされているのかがわかり、勉強になりました。
私は言語処理の実装に興味があり、メモリ管理の技術要素として重要なガベージコレクションの入門書として本書を購入しました。 前半ではガベージコレクションの基本的なアルゴリズムについて述べ、後半では CPython (Python 処理系) や Dalvik VM (Android の Java 仮想マシン)、Rubinius (Ruby 処理系)、そして V8 (JavaScript エンジン) を取り上げ、これらの処理系の中でどのようにガベージコレクションが実装されているかが述べられています。
前半のアルゴリズムの部分は、図が多く使われていることもあり、ガベージコレクションに興味をもつような人にとっては苦もなく読み進められると思います。 他のレビューに書かれているようにサンプルコードに問題がありますが、サンプルコードを読まずとも内容はすぐに理解できますので、特に問題はないでしょう。 ガベージコレクションについて綺麗にまとめられていて読みやすかったです。
後半の実装に関する部分は、実際のコードを追いながら理解して読み進めていくのがなかなか難しかったです。 ガベージコレクションの理論だけ知りたい、という人は実装に関する部分は読まなくてもいいかと思います。 ただ、実際に実装するにあたってどのような工夫がなされているのか、ということを知ることができ、勉強にはなると思います。
ガベージコレクションに興味がある、という人におすすめの 1 冊です。
(おすすめもなにもこれ以外の選択肢はないようですが...)
EPS 1991-2002
Autechreが時代の先端をいく打ち込み音楽をリリースし続けて早20年。
彼らの「音」から影響を受けたアーティストは数知れず。
ビョーク、レディオヘッドしかり、あまりに多くのアーティストが影響を受けているためにあげきれないくらいだ。
ついには『コンフィールド』という、極めて実験的な音の連なりから出来ている不思議な傑作アルバムをリリースして、Autechreはその活動の頂点に達した。
しかしそこから先の道行きは極めて困難なものだった。
ライブでは相変わらず好調であったが、アルバムとなるとどうも今ひとつインパクトにも面白さにも欠けるという印象のアルバムが続いた。
実際はAutechreという大看板を外して聞けば、それなりの作品なのだが、Autechreという名前は常に斬新な進化を要求され、彼らはそれにこたえていかなければならなかったのだ。
本作は5枚組・約5時間40分のEPセレクトアルバムだが、当然のことながら頂点に達した時までの曲なので、非常に聴き応えがある。
アヴァンギャルドでありながら、音楽としてのジャンルを超えた面白さがあるので、初めて彼らの曲に接する人にもうってつけだと思う。
自分でも何かデスクトップミュージックを作ってみたいと思わせるような実に楽しいアルバムといえるだろう・・・。