M.I.Q. 1 (少年マガジンコミックス)
金持ちになるためには、弁護士などのエリートコースに就けば、人生の勝ち組(金持ち)になれるという従来の方法は崩壊した。
これからは、お金の知識(マネーのIQ)を持たなければ、税金などから自分のお金を全て奪われてしまい、決して金持ちにはなれない。「ルールが変わった」と警告している。
内容としては、大方良いと思います。この漫画を読んで、若い人たちにも、お金の事に興味を持つ方がいると思います。
特に、年収3つのコースを描いた話がおもしろいです。年収の金額によって、映画の鑑賞方法がどのように変わるか例を挙げているところは実に良かったと思います。
ですが、悪い点もいくつかあります。
初めてお金について興味を持った初心者たちに、株式投資の話を挙げたのは、最近では財テクとしても紹介されているので悪くはないと思います。
ただし、信用取引のレバレッジ(借金)をして取引することと、デイトレードを教えたのは疑問を覚えました。しかも信用取引の方では、追証の事に関して何も触れていないというのは問題があると思います。
さらに、40%以上値上がりした銘柄が挙げられていますが、全て低位株であり、とても初心者にこれらの銘柄を、ましてや信用取引をするには危険すぎます。
こういう部分が、しっかり描けていれば、もっと良くなったのではと感じました。
M.I.Q. 2 (少年マガジンコミックス)
たしかに、作品には扇情的、挑発的、極論的な面があります。
ですが、このようなジャンルへ興味を向かせるためのフィクションだと考えればまあ、許せるでしょう。
要は、読者が内容から何を得るかです。鵜呑みにする必要はまったくないのです。この作品を読むことが経済に対しての勉強を始める「きっかけ」になるのであれば、これはこれでいいのではないでしょうか?
M.I.Q. 3 (少年マガジンコミックス)
この巻は今までの巻と違い、カネモチの公式というものを教えてくれます。
簡単な公式でそれがわかるのでとてもいい。
いかにも儲かっている店が実際はそうでもなかったりなどとてもわかりやすい。
ちなみに最終巻のようです。