銀魂 1 通常版 [DVD]
原作は雑誌で少し読んだくらいでしたが、最近アニメを観はじめ、
遅まきながらハマリました。
アニメになることで、アクションがスムーズになり、特徴ともいえる長台詞も、
声優さんの演技で、生き生きとしたテンポが出た、という印象です。
また、アニメを観て、本作の持つ構造や魅力にも気付けました。
以下、2点だけ挙げます。
第1に、作品の根幹には少々クサい、時代劇的人情話があり、最終的には
カタルシスを保証しているということ。
なので、どんなにキャラに羽目をはずさせ、暴走させても、
最後には普遍的な「いい話」に着地するという安心感があります。
第2に、キャラの配置や組合せが有機的に機能しているということ。
「キャラを立たせる」ということが、奇抜なキャラをつくるということでなく、
いかに魅力的なキャラ同士の関係性を築くか、であることをよくわかっていると思いました。
個人的には、“平成の「うる星やつら」”なのでは?と勝手に思ってます。
本巻収録の第1話から、オリジナルをぶつけてきたスタッフの心意気に拍手しつつ、
今後とも期待して観つづけます。
うる星やつら×阪神タイガース 阪神タイガース ラムちゃん (1/10スケールPVC塗装済み完成品)
阪神タイガースとのコラボレーションでラムちゃんがリリースされていますが、このラムちゃんはこれまでのラムちゃんの造形物の中では1、2を争う完成度だと思います。 まず前提としてガレージキットメーカー老舗のコトブキヤ製品であることか大きいです。 ラムちゃんは、現在までのアニメヒロインの評価を高めてきた立役者のキャラクターでありながら、時代性もあって、なかなかエクセレントな造形品に恵まれてこなかったと思います。(古くはバンダイ製のプラモからきて、せいぜいアミューズメント景品や食玩でしか立体物はなかった) そういった状況の中で、ようやくと言うか、ついにって感じで、このコトブキヤ製品がリリースになりました。 このラムちゃんは、よくアニメの作画の特徴を捉えている造形で、ハッキリ言ってチョ〜カワイイです。 定評のあるコトブキヤ製品だけにプロポーションも行き過ぎな造形でなく、ラムちゃんらしいキュートな感じでまとまっています。 付属のテンちゃんもサイコーですよ。 昔からのうる星やつらファンなら、このコトブキヤ製のラムちゃんは絶対入手すべきだと断言できます。 それに今を逃すと、ラムちゃんの素晴らしいフィギュアはもう手に入らない可能性大きいですよ。 ラムちゃんがリリースされること自体が貴重なんですから。 嬉しいことにコトブキヤは今月に子供時代のラムちゃんもリリースしてくれるそうで、感謝感激です。 とにかくうる星やつらファンは、サイコーのラムちゃんをゲットできる絶好のチャンスなので、迷って購入を逃してあとで品切れで後悔しないようにしてくださいな(笑)
うる星やつら エンドレスサマー 初回特典「特製ピンバッチ」付き
何で今更うる星やつら!?と思うけど、高橋留美子ファンとしては気になる作品です。
自分があたるを操作してガールハント。何かちょっとそそられる。
ラムちゃんの電撃がきたら、ブルブル振動したら楽しいのにね。
先ずはやってみん事には何とも言えへんから取り敢えず星3つ。
因みに、昔友人から借りたうる星のGBソフトはいまいちでした。
うる星やつら~ディア マイ フレンズ 【メガドライブ】
メガCDの屋台骨を支え続けたゲームアーツが、「ゆみみみっくす」や「ぎゅわんぶらあ自己中心派2」などで培ってきたアニメーションやCDロムゲーム作りのノウハウを、余すところなく注ぎ込んだ集大成的作品といった感じがする。絵がよく動くししゃべりまくりなのに、ロード時間が短くてストレスを感じさせない。今の人には凄みが伝わりにくいかもしれないが、ゲーム機でアニメーションを表現するのが困難だった時代だけに、これは驚くべき技術力といえます。
技術面だけじゃなく、ADVゲーム部分の作りも非常に洗練されています。絵柄もそっくりだし、セリフ、シナリオなども原作のノリを忠実に再現しており、まるで「うる星やつら」の劇場用新作アニメかといった完成度とスケール感があります。ファンなら宝物になるかもしれないし、もちろんファンでなくても十分楽しめます。ゆみみやぎゅわんぶらあだけじゃなく、これもサターンで出してほしかったな。
戦争のリアル Disputationes PAX JAPONICA
これまでダンボール3箱分の戦争に関する本を読んだ押井さんは前書きで、戦争も恋愛もその本質を理解するより成就させることが遥かに重要で、戦争は勝つべきであり、失恋して文学するより結婚して後悔する方がマシと考える人間なので「戦争に巧い人間」になる決心をし、盛大に語ることにしたと宣言します。
人間の性質と地政学を考慮した時、残念ながら日本は戦争を無視することはできません。戦後の復興は朝鮮・ベトナム戦争に多く依存し、湾岸・イラク戦争で消費された兵器で少なからず収益を得る日系企業が有り、自衛隊を海外派遣してきた中、我々はこれまでも間接的に戦争に関わり、それに全く気付かず、もしくは気付かぬ振りをしてきました。「戦争に巧い人間」という押井さんの視点はとても重要です。
本書は兵器の話から戦争総論へ展開され、兵器オタク的な話が多々有る一方、深い知識と洞察で時折アニメや漫画の話も交えて、戦争のリアル(事実・意味)と今後の自衛隊や日本の国防のあり方について主に押井さんが持論を展開します。
自衛隊や戦争に少しでも思いを馳せる方は、新しい知識(事実)と共にそれらを真剣に自分で考える材料を得られると思います。読み辛いですが、とても貴重な本です。