パパとKISS IN THE DARK
主役の二人もちろんいいのですが・・・私はサイドの二人、貴之&一樹のカップルが個人的に好きなのでおまけで濃密な二人が聞けてよかった。
次回の作品も彼等の声聞きたさに私は買うでしょう。
櫻の園 [VHS]
中原俊監督自身によるセルフリメイクが話題となっている新作『櫻の園』を見る前に、すこぶる評判のよかったオリジナルを一度見てからにしようと、わざわざVHSで鑑賞した一本。私立名門女子高で毎年創立記念日に上演されるアントン・チェーホフ原作の戯曲『櫻の園』。映画は、上演開始前わずか2時間における女子高演劇部員たちのリアルな日常と緊張感を、繊細なタッチで描いている。
おおよそ観客が想像するような、女子高生同士の陰湿なイジメ、教師との不倫などといったいかがわしいシーンは一切ない。戯曲に登場するロシアの没落貴族と同じように、世間一般からみればどことなく浮世ばなれして見える学園風景がひたすら美しく映し出される。名門女子高というぶ厚い壁に守られた彼女たちの青春の一コマは、現実には校庭に咲き誇る桜の花のようにはかないからこそ、まぶしく輝いて見えるのだろうか。
前日喫煙が見つかった部員のおかげで一時は上演中止になりかけるのだが、おしゃべりに夢中な女子高生をみているとまるで切実さが伝わってこない。講堂で彼氏といちゃつこうが、校則違反のパーマをかけてこようが、同性愛ごっこをしようが、どこか「私たちは特別、守られているから大丈夫」という根拠のない自信がうっすらと感じとれるのだ。現実を直視しようとしないラネーフスカヤ(櫻の園の主人公)と彼女たちを重ねる演出だったかどうかは定かではない。しかし、女子高生たちの日常をのぞき見するようなカメラには善意以外の何かが明らかに潜んでいる。
いずれにしても、イカ臭い野郎どもがほとんど登場しない本作品は、宝塚が苦手な人や、男子校や共学校でやさぐれた青春時代を送った人の心にはあまり響かないだろう。本作品を鑑賞してまったく共感できなかった自分はといえば、(オスカー美女軍団には多少ひかれるものの)セルフリメイク版を映画館で見るのは「やっぱ、やめた」と思った次第であります。
グッとくるフィギュアコレクション38 南原ちずる 完成品フィギュア 『超電磁ロボ コン・バトラーV』より
南原ちずるが好きで、ためらわずに購入しました。
・まず良いところ。
顔の造形は問題なく、全体シルエットもいい感じです。
可動フィギュアなので、ある程度ポーズがつけることができて遊べます。
髪の毛が外側と内側の二重構造で稼働する点も、なかなかのアイデア。
手のパーツの種類がいっぱい付属するのがうれしい。
・悪いところ
足の可動を考えてか、スカートのパーツが側面で分かれており、浮いた状態でかみあっていない。
バリの部分が目立ち、粗雑な作りに見えてしまう。
髪の毛のパーツがはめ込み式なので、抜き差しすると外れやすくなる。
コスチュームで影色なのか色ムラなのかわからない箇所があり、汚く見える。
・細かい所を指摘すると、背中のパーツで一部色が塗られていないところがある。
他の商品が同じかわかりませんが、右足ブーツの後ろ側が削れていました。
ベルトの後ろ部分が設定と異なる。
観賞用に重点を置き、一度ポーズをつけたら動かさない方が無難ですね。
ちずるファンとしては、コレクターアイテムとして押さえておいて良いと思います。
日活100周年邦画クラシック GREAT20 殺しの烙印 HDリマスター版 [DVD]
最早この映画は解説不要、というくらいに伝説の作品となってしまった。
映画の前半部分はギャビン・ライアルの「深夜プラス1」を大胆拝借(要人護送、アル中の相棒、そして何といっても銃がモーゼル!)。殺し屋たちのランキング争いを、シュールでスタイリッシュに描いた傑作。
脚本クレジットの具流八郎は、清順監督を中心にした脚本家集団。鈴木清順、田中陽造、大和屋竺、木村威夫、榛谷泰明、岡田裕、曾根中生、に飛び入り用の空席(山口清一郎との説もあり)の八人である。中心になったのは大和屋と曾根と田中の3人という。しかし、これにさらに映画評論家の石上三登志と森卓也の2人が殺しのテクニックなどの「アイディアマン」として参加。あの有名な「水道管逆流撃ち」のアイディアは石上三登志が出したという説も。10人分のアイディアがつまっているんだから、面白くない訳がない!
この映画が日活アクションの中で最も有名な作品になった背景には、'90年代のムーブメントがある。いわゆる「シブヤ系」ブームの中でサブカル系ライターの方々が熱心に紹介した事と、あと海外の監督たちが続々この映画への「リスペクト」を表明したことだ。ホウ・シャオシェン、ウォン・カーワイ、ジム・ジャームッシュ、アレックス・コックス、クエンティン・タランティーノ・・・etc,etc
この映画が、クリエイターたちに与えた影響はあまりに大きい。ジャームッシュほどの、独自のスタイルを築いている監督までが『ゴースト・ドッグ』の中で臆面もなく「水道管撃ち」をパクッてしまっているくらいだから。しかも「ずっとこれがやりたかったんだ!」と言わんばかりに嬉々として。
アニメ監督の押井守作品では、モーゼルがよく出てくるが、押井氏がモーゼルオタクになったのは、この映画の影響だ。
また、かつて関西で放送されていた「DRAMADAS」というドラマ枠で、大和屋竺氏が出演もした『ぬるぬる燗々』という、居酒屋を舞台にしたシュールなコメデイードラマがあったのだが、この主題歌が、本作の『殺しのブルース』のパロディ替え歌なのである。
出だしのところだけ紹介すると、
オリジナルが
♪〜「男前の殺し屋は、香水の匂いがした・・・」
『ぬるぬる燗々』では
♪〜「男前の酒飲みは、いつもツケだった・・・」
という具合。
さらに影響は映画界に留まらない。去年出版された、『真夜中のギャングたち』という、ギャングやヤクザ映画のワンシーンを彷彿とさせる、ブラックユーモアたっぷりの短編小説集。この著者のバリー・ユアグローはタランティーノにも負けないくらいの日本映画オタクだ。清順の『殺しの烙印』『野獣の青春』ほか『仁義なき戦い』も大好きだという。
筆者が以前、年下の友人にこの映画を薦めたところ、みな例外なくハマってくれた。宍戸錠がごはんの炊ける匂いにエクスタシーを感じる、というシュールな設定なども面白くてしょうがないようだ。
そのアヴァンギャルドすぎる内容で、「理解不能」と日活の社長に清順監督がクビにまでされてしまった本作は、世界を股にかけて、軽々とジャンルもメディアも世代も飛び越えてこれからも多くのクリエイターたちに影響を与え続けるだろう。
『殺しの烙印』は永遠に不滅だ。ビバ!清順!!
BiNETSU「寝技には秘密がある」ドラマCD
薄桜鬼で乙ゲーにはまり、声優にはまり、
ドラマCDにはまり、ついにはBLまできてしまいました。。。
未だもにょもにょなシーンには慣れないですが。。。
遊佐さんと羽多野が好きで聞きました。
今まで遊佐さんは攻めのイメージ(原田さんなのでw)が強かったのですが、
これを聞いてやっぱり遊佐さんはすごいと思いました。
そして羽多野さんは新説西遊記で知りその上手さで好きになったのですが、
この人本当に上手いです。
若い声優さんの中では群を抜く気がします。
声のトーンの変え方、引き方、攻め方、ギャグな物言い、
心底聞き惚れます。
話は原作も知らずこのCDから聞いたので最初はわからなかったですが、
聞いていくうちに理解できたし、おもしろかったです!
キャストトークも短いですが最高でした(^^)