フェイドアウト
心の拠り所だったテレビ画面が消えていくように自分の愛する人たちがフェイドアウトしていく現実に立ち向かいながら本当の幸せを得ることができた施設育ちの美音のせつない物語「フェイドアウト」、チビ、ブス、デブに生まれた主人公が失恋を繰り返しながら恋愛小説を書き続け、やがて人生の方向転換をすることになるラブコメディ「恋愛小説家」、記憶を頼りに初恋の人を探し出す女優木下麻耶の恋物語「メモリー」の三篇収録。いずれも心の琴線を打ち震わせるようなハートフルなラブストーリーです。ちょっぴり肌寒さを感じるこの季節に心がじんわりと温まること請け合い!
ベスト・オブ・ザ・ベスト
多くの曲がニューレコーディング、歌い直し、リアレンジをしている。
コーラスの効果的な利用など、おしゃれな飾り付け、隠し味がたっぷり。
中でも「天使の絵の具(New Recording)」はこのアルバムのハイライト。
聞き慣れるほどに冒頭のキーボードソロ、コーラスが流れただけで心弾む曲。
ビートとグルーブ感あふれるドラム、ベースに、抑えめのギターライン
(特にラストはギターソロで締める)、
大サビ手前に入るキャッチーなキーボードワーク(by James Studer)。
ヴォーカルもそのものもバンドの作り出すビート感に掛け合いつつ、
繊細さを残したベストなアレンジ。この1曲を聴くだけでも買う価値は十分ある。
メシ喰うな
東京NEWWAVE第二世代のパンクであるが、恐らく町田町蔵(町田康)はパンクだ、
なんだのは気にしてはいまい。
メンバーの交代が激しかったINUであり。このアルバムのメンバー構成も一時のもので
しかない。
このアルバムの余勢をかって映画『爆裂都市』にも出演。当時はインディーズ等と洒落た
名前ではなく『自主制作』リリースのカテゴリに属していた彼ら。
このINUに関してもピストルズの1stのように、まともなリリースは一枚っきりで終わってしまった。
町田は、名前が変わってもなんらその後の文筆活動と根が変わっていないのは歌詞を
追えばわかること。
遠藤みちろう=スターリンとの『メシ食わせろ』『メシ食うな』の関係や、
当時のアンダーグラウンドシーン怒濤と狂気のノズルアルバム。
濃くて初めはお口に合わないかもしれませんが、気付けば歌詞の一端一端が頭からこびり付い
て離れないでしょう。
FRICTIONの1stとこのアルバムは例えスターリンを買わなくとも揃えたい。
『写真屋のおっさんの石で刻み込まれたようなシワ、俺はあなたを愛おしいクソまみれにして
くれ』〜つるつるの壺〜
ナムコ ゲーム サウンド エクスプレス VOL.7 F/A
レースゲームの代名詞ともなっている「リッジレーサー」
ご存じの方も多いはず、もしリッジの曲が好きなら間違いなくオススメ。
リッジシリーズの前身とも言えるこのサントラ聴く価値は十分あると思いますよ。