「発酵食堂豆種菌」の麹の料理
発酵王子、伏木暢顕先生の2冊目の著書です。
心から麹を愛し、麹が一番いきいき活躍できる塩加減、温度設定、ときに心の通わせ方まで指南してくれる、最高の一冊。
震災や放射能で弱っている心や体を元気にするには腸内環境を整えるという奥の手があり、それには麹が一番!今に生きる日本中の皆さん、とくにお母さんにとっては救世主ではないでしょうか。是非、お子さんにはお菓子ではなく甘酒を作ってあげてほしいと心から思います。
なにげなく漬けている糠床を元気にするとっておきの魔法もさりげなく載っていて、目から鱗!
まさに日本のコア・コンピタンスともいえる麹文化の真髄に直球で切り込んだ、私の人生まで変えてしまったレシピ本です。
ちなみに著者は震災後4日目から被災地支援でみそ床(お湯を注ぐだけで、お出汁たっぷりのお味噌汁になるもの)や麹漬けの野菜やお魚を何百キロという単位で届け続けているという熱い男。
麹の「生きた力」を引き出す本 (青春スーパーブックス)
祐天寺・豆種菌で毎日のように開催されている発酵料理教室。日本古来で独特の調味料「麹」を深く勉強出来る教室です。
その豆種菌の料理長であり講師の伏木暢顕さんが研究された麹の効能やレシピが、フードライターの小石原はるかさんによって解りやすく解説されています。
普段の生活にそった解説でとても解りやすく、レシピも実際に豆種菌で提供されているメニューもありさすがプロが書いているだけあって的確に説明されています。
現代人が忘れかけている日本古来の「麹」をまた広めたい!という意気込みが伝わって来る本です。
今までの料理本とはひと味ちがう一冊になっていると思います。
少しのイーストで ホームベーカリー 天然酵母コースでゆっくり発酵 (少しのイーストでゆっくり発酵パン)
始めてレシピ本を買いましたが、写真がきれいです。
イースト少なめなので、ふくらみは控えめですがちゃんとしたパンが焼け、おいしくいただけるので、とてもイイです。
ただ、作者さんのホームページにもあるように、29ページに塩の量の誤植があります。せめて訂正紙をはさむなりしてほしかったです。作者さんのページには7/25に記事が載っているのに…。
私は10/3に池袋リブロで買いましたが、気づかず、しょっぱいパンを焼いてしまいました。慌てて調べたところ、訂正の記事を発見。
他ののサイトでのレビューとかでも出ていた形跡がありますが、全て削除済みのようでした。出版社の対応に疑問を感じます。
写真もきれいだし、誤植以外は、とても満足しています。
特に、全体的に油脂が控えめなのが気に入っています。