HIDETOSHI NAKATA DVD-BOX 1
この時期の中田は間違いなく世界レベルの存在でした。
海外における日本人のイメージはそれまで技術はあるが、フィジカルが弱くサッカーには不向きという認識でしたが中田はそれを見事に覆す存在でした。
強靭なフィジカルからのキープ力、脅威のボディバランスからの重戦車のような突破、無尽蔵のスタミナ、相手の急所を突くキラーパス、強烈な弾丸ミドルなどは世界最強リーグと言われていたセリエでも十分通用していました。
惜しむらくは晩年はその世界に通用したフィジカルの衰えがプレー精度にも直結し、低調なプレーに終始する原因になった事ですかね…
とにかくペルージャでのオーバーヘッドは伝説に近いプレーですし、ローマでのユーベとの天王山での活躍は永遠にロマニスタに語り継がれる事でしょう。
ニルヴァーナ(ワ) [VHS]
日本公開作品としてはかなりインディーズの作品ですが内容はとても良い作品です。パッケージを見るとなんか微妙な雰囲気ですが実はセンス抜群の作品です。SF映画を見て初めて泣いたのが本作でした。あまりの切なさと映像感覚にやられてしまいました。大好きな作品です。「ブレードランナー」を彷彿とさせる街並みにも感動しました。これからSF映画を見ようかな?と思ってる人はまずこれを見てください。実にSF映画の要素が沢山入ってます。まさにこれこそ「マトリックス」と並ぶサイバーパンクの決定版です。
HIDETOSHI NAKATA DVD-BOX 2
「DVD-BOX 1」同様、作品の構成・テンポはとても良い。
他のサッカーDVDと比べても本作の編集はかなり丁寧な出来だ。
穏やかな語り口でわかりやすいコメントの本人インタビューをはさみながら、
ゴールシーンは勿論、際どいシュートや効果的なパスなど
記録には残らないような好プレーもが多数収録されている。
また、
パルマでの戦術や監督への不満、移籍についての「ぶっちゃけた」コメントはどれも興味深い。
日本のニュースでは放送されることの少ない、コッパ・イタリア、UEFAカップの映像がファンには嬉しい。
これらの試合で彼のゴールがいくつもあり忘れている人には大きな驚きだろう。
ただし、
4枚組みとは言え、多くの人が躊躇してしまう価格である。
「DVD-BOX 1」をまず見てからこちらを購入するか判断するべきかと思う。
トッティ王子のちょっぴしおバカな笑い話
トッティは、実は馬鹿なの!?それとも単にイタリア語が難しいだけ!?
そんな感じを抱く一冊です。
ただしイタリアの文化やカルチョ(イタリア・サッカー)に興味がない人には、あまりお勧め出来ないかも知れません。
何故かと申しますと、おそらく内容が理解出来ず「???」と感じると思われるためです。
大きな見所は、本誌後半に掲載されている【彼女への手紙】。
【絶対にワザと書いているだろ】と思ってしまうほどのヘンテコな文章は、ある意味秀逸です。
ちなみに本国では、この本の収益金はすべて慈善団体へ寄付されています。トッティ本人の意向とのことですが、
自身が笑い者にされている本作品で得た収益金を慈善事業に寄与しようという姿勢は、人間として素晴らしいですね。