ニューヨークに潜入した国際テロリストを追うニューヨーク市警の面々の、息をもつかせぬ攻防を描いたブルース・マルムース監督の名作クライム・アクション。女装も辞さない主演のシルベスター・スタローンの、実は隠れた代表作である。まさに「陽の当たらない名作」とはこの作品のことだろう。ちなみに私はルトガー・ハウアーの名前に惹かれて本作を観てみようと思った。

ニューヨーク市警のディーク刑事は、相棒のフォックス刑事とともに今日もおとり捜査で手柄を立てていた。一方ロンドンでは、デパートがテロリストによって襲われる。その主謀者であるウルフガーは、警察に追い詰められるものの反撃に転じてパリへと逃亡する。そこで顔に整形を施し、ニューヨークへやって来るのだった。それを知ったディークらは、対テロ特殊部隊ATACに加わり、ウルフガーを追跡。そして、遂にウルフガーの居場所を突き止めるのだが…。

スタローンの別れた妻役にリンゼイ・ワグナー、スタローンの相棒にビリー・ディー・ウィリアムス、テロリスト側にルトガー・ハウアー、パンシス・カンバータなど、キャストは実に通好みでウットリしてしまう。特にルトガー・ハウアーは本作で注目され世界的スターの道を歩むことになった。仕掛けの派手さではなく、あくまでもスリリングなドラマに裏付けされたアクションの数々にもめまいがしてしまう。キース・エマーソンのテンポ感みなぎる音楽もまた、彼の真骨頂ともいえる優れものであった。

シルベスター・スタローンと言えば、「世界一ラジー賞に愛されている男」というイメージを抱いている映画ファンが大半だろうが(私もそう思っている一人)、本作のような作品にも出演しているのである。TSUTAYAの「発掘良品」が見つけ出してくれなかったら、私は本作のような作品に出会うことは出来なかっただろう。

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白蛇ですな。「サーペンスアルバス日本語バージョン」みたいな。ま、ブルージーなHM/HRを演奏する日本のバンドとしては貴重な存在かな。4は佳曲だが、もろ白蛇(^o^)この時期にこのサウンドで打って出た史実に敬意を表して星5つ

　ストーリーが自然で、真っ当な探偵小説と思いますが、描写が細かすぎて、初めのうちは少しスピード感に欠けるような気もします。最後まで、誰がどういう役割を果たしているのか分からず、じっくり読むのにふさわしい小説だと思います。
　英語の表現が口語的(どういう表現が良いのか分かりませんが)で、英語の初心者にとっては意味が把握しにくいところもありますが、難しい単語は少なく、あまり気にせずに読めます。