有名どころがいい曲書くわけでもなく、有名Pはいなくてもこれだけ内容の濃い作品になるんだと思った。
いろんなジャンルがあり普通にオススメ。

V2版のミクも持っていて何度か使用していますが、ENGLISH音源にも興味があり購入。
vividとlightが廃止されてしまったのは残念ですが、Append音源では最も元のミクの声質に近かったのが要因かと考えれば理解はできました。

滑舌に関して、大幅に改善されています。
V2ミクでベタ打ちでダメだったVSQを試しに読み込ませたら、ものの見事に発音してくれました。
ただ、Append音源含むV2ミクを所持していてボーカロイドの調声技術持ってる方なら滑舌も補正できる範囲内なので、ENG音源が目的でなければ購入するメリットはそれほどないようにも感じます。
声質もV2ミクより微妙に透明感が増したように感じましたが、大した変化はないように思います。

むしろこの商品を購入して恩恵があるのはこれからボーカロイドを使ったDTMを始めようという方でしょう。
機能制限こそあれStudio OneのArtist版、Studio Oneと連動して編集できるボーカロイドエディタのピアプロエディタ、ボーカロイドとして抜群の人気と使い勝手を誇る初音ミク（ENG付き）で（メーカー希望価格）21,000円はかなりお値打ちです。

なお、この初音ミク、V3ボーカロイドにも関わらず、なぜかV2製のボーカロイドで使えた、エディタ上でのブレス挿入が可能です。
（VOCALOID2のときはエディタ上で音素記号を操ることで再現できましたが、IAや結月ゆかりなどのV3製ボーカロイドではこれができなくなりました。代わりにVOCALOID3はインストールディスクに付属するWAV形式でのブレスデータをDAWでのミックス時に挿入する形で再現する形となっています。）
なので、ブレスを使う方で、エディタでのブレス挿入のほうがやり易いという方にはこの点が便利かもしれません。

ENGLISHを使ってみた印象ですが、しばしば聞く通り、若干発音に違和感があります。
具体的には説明しづらいですが、日本人が話した英語という雰囲気です。国産ボカロでの英語DBといえば同じくクリプトン社の巡音ルカもいますが、自然さでいえば俄然彼女に軍配が上がります。ミクでそれなりの英語に仕立てるにはPITや音素記号単位での編集、現地英語に近い発音の別単語を使ってごまかすなどする必要があります。
英語ライブラリ目的で購入するにはオススメしかねます。あくまでオマケのような認識でいるのが無難です。
流暢な英語を話すライブラリが欲しければ外国産のライブラリか巡音ルカを買いましょう(笑)

サイズはＬＬでも、やや小さめなので、通常のＬサイズと思われた方がいいかもしれないと思いました。

IAの声がとてもいいというのは言うまでもありませんが、マニュアルや特典がとても豪華です。
限定版CDが付いてたり鳥の歌のデータ付属してたり、初回限定版をさらに豪華にしたような感じです。
黒いパッケージも光沢があってすごく高級感があります。
ディスクが3枚入っていて、1枚だけパッケージに入り切っていないのが少々残念でした。
でも内容はなんの不満もありません。

これは冬用ですよ〜。今買うなら少し大きめなサイズがいいと思いますよ。