ボウリング・フォー・コロンバイン【日本語吹替版】 [VHS]
コロンバイン高校銃乱射事件からはじまり、マイケルの生まれ故郷でもあるフリントでの6歳の少年による銃殺事件などを基に、銃社会アメリカに対する素朴であるが、しかし誰もが抱くであろう「なぜアメリカは世界第一の銃犯罪大国になってしまったのか?」という疑問をマイケル・ムーア流に解明していく。コミカルであるが、一方で真剣にこの疑問について取り組むマイケルのジャーナリスト魂のようなものを感じた。銃社会というアメリカの側面からアメリカの本質をうまく導き出していると思う。しかし、マイケル自身の答えが明らかになっていないことはすなわち、その答えが一つでなく、このドキュメンタリーを見た人間一人一人に考えて欲しいというマイケルなりのメッセージなのだろう。アカデミー賞での「恥を知れブッシュ」発言も含めて星5つ。
ボウリング・フォー・コロンバイン【字幕版】 [VHS]
コロンバイン高校銃乱射事件からはじまり、マイケルの生まれ故郷でもあるフリントでの6歳の少年による銃殺事件などを基に、銃社会アメリカに対する素朴であるが、しかし誰もが抱くであろう「なぜアメリカは世界第一の銃犯罪大国になってしまったのか?」という疑問をマイケル・ムーア流に解明していく。コミカルであるが、一方で真剣にこの疑問について取り組むマイケルのジャーナリスト魂のようなものを感じた。銃社会というアメリカの側面からアメリカの本質をうまく導き出していると思う。しかし、マイケル自身の答えが明らかになっていないことはすなわち、その答えが一つでなく、このドキュメンタリーを見た人間一人一人に考えて欲しいというマイケルなりのメッセージなのだろう。アカデミー賞での「恥を知れブッシュ」発言も含めて星5つ。
ボウリング・フォー・コロンバイン デラックス版 [DVD]
なぜ、アメリカに銃がはびこり、簡単に銃で人を殺してしまうのか。
アメリカの異様な社会の原因は、
恐怖心を駆り立て、消費行動を煽り、それによってぼろ儲けしている、
メディアであり政治家であり軍事産業であり、全米ライフル協会であることを、
見事にこの映画で描き出している。
もう何度も何度も見返して、メモをとってみたい映画。
アメリカの異様な社会の原因は、
恐怖心を駆り立て、消費行動を煽り、それによってぼろ儲けしている、
メディアであり政治家であり軍事産業であり、全米ライフル協会であることを、
見事にこの映画で描き出している。
もう何度も何度も見返して、メモをとってみたい映画。
ボウリング・フォー・コロンバイン [DVD]
アメリカの銃問題を体当たりで取材し製作したドキュメンタリー映画。この作品で最も興味深いのはカナダはアメリカと同じ銃社会にもかかわらず銃による殺人事件はアメリカより圧倒的に少ないというところだ。本作品でも様々に議論されているが、どれも腑に落ちない。アメリカ人が攻撃的だから?好戦的だから?アメリカの歴史が暴力的だから?アメリカは流血の歴史が深いから?ご都合主義の極致ともいうべき自己正当化理論がチャールトン・ヘストンをはじめ銃規制反対派から提示されるがどれも説得力に欠けている。銃を持つこと自体、過剰な自己防衛としか思えない。マイケル・ムーア監督の記録映画としては派手すぎる展開が心地よく、観客が興味を持てる配慮がいたるところにしてあるのが良い。ドキュメンタリーとしては完成度が高い作品だ。