ギャグ漫画家大喜利バトル!! [DVD]
漫画に詳しいわけではない私が初めから知っていたのは、うすた京介先生、辛酸なめ子先生、しりあがり寿先生だけでした。
特にうすた先生は、『マサルとメソとひげがわたしの青春』と言ってもいいくらい中学生時代はまっていたので
まさかあんなにかっこいいとは…嬉しびっくりでした。
さて内容ですが、阿佐ヶ谷ロフトでのイベント&大喜利ということで、かなりワクワク軽い気持ちで見始めたわけですが
私は甘かった…激甘でした。
「大喜利バトル!!」というオブラートに包み隠された“ギャグ漫画家のプライドをマジで賭けた死闘”には
想像以上の緊張感と興奮と笑いが詰まっていました。
もはや人間ドラマです。
先生方が自分の地位も名誉もかなぐり捨てて、体当たりで立ち向かい、時に悩み苦しみ戦う姿は
冗談でなく本当にかっこいいです。
個人的に、おおひなたごう先生、とり・みき先生、しりあがり寿先生、朝倉世界一先生が大好きになりました。
戦う男はセクシーです☆
紅一点のなめ子先生もビリッと毒が効いてて爽快でした。
特典の、第1回大会と座談会はこれから見るところですが、第2回大会を見た感触からするとこちらも期待大!
とても楽しみです。
第3回大会もDVD出るといいな♪
出場されるメンバーも今から楽しみです。
いやぁ良かった。
女子校育ち (ちくまプリマー新書)
男女共学でもまれると女は男を意識することが習い性になる。これは男も同じかといえばそうでもない。そこは結婚の重みが男と女で大きく違うせいかもしれない。
そのことを実感せずに女ばかりでコミュニティを形作ると、それはそれなりに役割分担が起きる。
男役の女、女役の女。しかしこれは女子校というコミュニティでの仮の姿。卒業したらあっさり女はみんな女に戻る。ただ、共学育ちとはちょっと違う。
そのちょっと違うを面白く描き出していてあきさせない。
それにしても作者が女子校出身なのはともかくとしてレディ・ガガも女子校出身とはなんとなく納得してしまう。
あのくらい過激な露出は男の目に代表される世間の目を弾き飛ばそうとする意識のあらわれだろう。その萌芽が女子校生活にあるとしたら、昨今の女子校の共学化にまったをかけたくなる。
ただ、女子校もいろいろ。それぞれの校風があるのも事実。金魂巻風にお嬢様系や勉強系といったふうに分類しているのはガイドブック的に使ってほしいということか。
これを読んで学校選びをするわけでもないし、もっと割りきって興味本位な目線で女子校生活を描いてほしかった。
小心者的幸福論
なかなかぶっ飛んだ内容です。
今の自分を不幸と思うなら「もっと不幸な人がいるんだよ」と
「自分の悩みなんてそれと比べればちっぽけだ」と思わせてくれます。
もっと不幸な人、それが筆者です。自虐的な感じでもありますが、
そもそも人間ってそういうものじゃないかなぁって読んでて思いました。
とても読みやすくて、スラスラ読めます。
きょうの猫村さん 1
猫の家政婦・猫村さんの漫画。
なごめる。
癒される。
でもなぜか切ない。
理不尽なことが多い世の中でも、
毎日の「お勤め」を淡々とこなしていく
猫村さんの姿に、一種の尊敬の念を
抱かずにはいられない。
日常に疲れていたら、読むといいかも。