スーパースター・デストロイヤー
このアルバムは半端じゃない!!!!
ボーカルはダミ声的で叫びながら途中に一緒に叫びたくなるようなビッグなコーラスなどがあり格好いい。音はハードコア的でクリアじゃないけど逆にギターのメロディーが印象的です。ソフトなロックンロールが好きな人には勧めませんが過激なロックンロールが好きな人は是非聞いてみて下さい。このタイプのバンドははっきり言って飽きやすいのですがこのバンドは曲ごとにタイプが違うので飽きにくいです。個人的にはZEKE,NASHVILLE PUSSY,PUFFBALLの様な暴走ロックンロールの中じゃ一番好きです。
ジェノサイド
圧巻です。ずば抜けて凄い本です。今年のナンバー1の予感。
本書は日本、アメリカ、コンゴという3つの地域をまたぎ、創薬・アメリカ政治・傭兵の戦闘という3つの舞台がそれぞれ交差し物語を織りなす。
本書に出てくる要素を見ると、新薬開発、インテリジェンス、アメリカ政治、傭兵の戦闘、アフリカ問題(内紛)、ジェノサイド、少数部族、人類進化、カニバリズム、情報セキュリティ、言語といった幅広い要素が深く惜しげもなく出され、しかも周到にリアリティが確保されている。そこに父と子という人間模様・想いが織り交ぜられ、物語に厚みを与えている。
本書の内容をもってすれば、良質な長編小説が3冊はつくれたはずだ。
冒頭に抱いていた予想は途中で見事に覆され、僕の想像を超えた展開で物語は進んでいった。タイトルの「ジェノサイド」は読み進める途中で、なるほどこれしかない、と納得。
しかし・・・読んでいて辛い個所が何度かあった。
著者の圧倒的な筆力もあり、読者も登場人物と一緒に人間の極限状況に連れて行かれる。
残酷な描写もある。人間の一番醜悪な一面が描かれている。「子供がひどい目にあう場面なんて想像もしたくない」と強く感じる人や、そういった描写が本当に苦手な人は読まない方がいいかもしれない。
ただ、本書は単にインパクト重視で外道の描写をしているわけではなく、これは私たち人間に対する重大な問題提起であると感じた。なぜ、我々は戦争を止められないのか。なぜ、互いに殺し合うのか。私たちの安全は、実は非常に危ういところにかろうじて存在しているのではないか。かくいう自分自身の中にも、そういった負の片鱗は存在するかもしれない。
お手軽な博愛主義で簡単に“平和”を結論付けるのではなく、本書を読むことによって、読者はそういった問題に真剣に向き合うことになる。というか、突きつけられる。
本書は構想20数年、著者渾身の作品。約590ページあり、文字・行間・質・エンターテイメント性、いずれもギッチリつまっている。重たいテーマを取り扱っているが読後感は良く、未来には希望を感じることのできる本。こんなに凄い小説をつくってしまうなんて、この作者の頭の中(構成力)はどうなっているんでしょう??
おすすめします。
ダルフールの通訳 ジェノサイドの目撃者
描かれている内容は壮絶で悲惨なものだ。一つ一つ、それらを思い描くと、二度と忘れらない。想像できないような状況で家族が殺されるのを見て、そして絶望して殺されていった人々がいた。このような事実を多くの人に知ってほしいが、映像としては伝えられない。映画にも出来ないだろう。
著者ダウドの記述は、生死をさまよう中で、砂漠の様子やらくだのこと、ユーモアというか、その場の緊張感を和らげる記述がある。なんともいえない。彼のある種の陽気な性格のために、どのような場面でも生き残ったのだろうかとさえ思う。
少し不思議に思ったのは、彼らの行方を詳細に把握している政府軍や武装勢力の情報収集能力だ。お互いの勢力分布を把握しているのか、砂漠でダウドを殺そうとする際でも責任を取らないでいい方法や場所を気にする。伝統的な通信手段だけでなく衛星電話をつかっているのだろう。紛争当事者に物を売って利益を上げている組織があるのだろう。
ここ日本で、スーダンのために我々にできることはなんだろうか。
流星のロックマン2 ベルセルク×ダイナソー(初回生産:「トライブアタックカード」“ジェノサイドブレイザー”同梱)
ボクは前作の流星のロックマンも買ったので流星のロックマン2も買いましたが前作に比べ、
内容も多くなっています。特にも友達とブラザーバンドを組みキズナ力をアップさせることができます。前作は1つのやつとやつしか変身できませんでしたが今作はダブルドライブ、ドライブキングになれます。ブラザーバンドを結ばなくても面白いのでクリスマスにはいいと思います。それと今作はベルセルクだったらベルセルクのデータができダイナソーだったらダイナソーのでーたができます。なので2つのセーブデータが作れるということです。あとロックマンエグゼ1〜6をアドバンスにさすとある人物からメールが・・・・などなど面白いことがいっぱいです。買ってそんはしないと思いますよ。
日経おとなの OFF (オフ) 2011年 09月号 [雑誌]
日経おとなのOFF2011年9月号は、おとなのミステリ案内として70ページ近くの特集を組んでいます。まず東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」を例に挙げ、導入、状況説明、問題解決を踏まえた本格ミステリだと解説し、東川さん、辻さん、有栖川さんの鼎談、僕はこんなミステリを読んできたに入ってきます。そして、三者の推薦するミステリが、緋色の研究、奇岩城、三つの棺を始め18作紹介されていますが、日本人の作品には、異論のある方もおられるかなと思います。次いで、ミステリ作家の系譜、基礎用語、このトリックが凄いが紹介されていますが、物足りない方は、成書が沢山出ていますから、そちらをどうぞ!
次に、東野圭吾さんの2大ヒーローの研究として、加賀恭一郎、湯川学のプロフィール、代表作が紹介されています。そして、古今東西の名探偵30人のプロファイリングと履歴書が紹介されています。
そして、パトリシア・コーンウエルの主人公ケイ・スカーペッタの食卓として作品に登場する料理を、アルポルトのオーナーシェフ片岡さんが再現しています。これが最大の読み物の一つかな?そして、もう一つの読み物、2011年上半期ベスト10です(国内、海外、そして、ランク外のお勧めも掲載されています)。私は、ジェノサイドと犯罪に挑戦してみようかな?
最後にミステリの舞台を巡るとして、ベイカー・ストリート221Bを嚆矢に13ヶ所の内外の観光案内、ミステリが紹介されています。
初心者向けですが、面白い記事満載で、この手の特集としては、よくまとまっていると思います。