コレクション
数々映画音楽を書いたジョン・ウィリアムズのボストン・ポップス・オーケストラ19代常任指揮者時代(1980-1995)にソニークラシカルでレコーディングした音源を集めたベスト・アルバム盤。
収録曲もさまざま収録されていて便利なベスト・アルバム盤です。まずジョン・ウィリアムズの自作映画音楽とオリンピックファンファーレ。自作曲以外はブロードウェイミュージカル曲を集めた「ゴッタ・ダンス―ジェローム・ロビンスを讃えて」やアメリカの大クラシック作曲家ガーシュウィンの「ストライク・アップ・ザ・バンド」。アメリカのジャズピアニスト、作曲家のデューク・エリントンの「スイングしなけりゃ意味ないね」と「ソフィスティケーテッド・レディ」とかフランク・シナトラの「いそしぎ」。名指揮者としても知られる作曲家レナード・バーンスタインの「キャンディード」などが豪華なオーケストレーションと演奏で収録されています。中でもウィリアムズの自作曲ですが「E.T.~地上の冒険」は演奏が難しい曲とされているらしいですがボストン・ポップスの演奏は安心して聴けるすばらしい演奏でした。全トラックすばらしい演奏と適切な選曲で良いアルバムでした。ですので星五つです。
ローマで起った奇妙な出来事 [VHS]
I first saw this movie in 1966. At the time, the term socially correct did not exist. I saw the play twice since then. Usually when plays are adapted, there is a loss of spontaneity. In this case, they replace a few songs with some better one-liners and facial expressions that would have been lost at a distance. If I were to describe all the great actors and plots this review would be pages long. So I will just say that this movie is "Something familiar, something peculiar, something for everyone: a comedy tonight!"
夜中に犬に起こった奇妙な事件 (ハリネズミの本箱)
自閉症の少年 Christopher が繰り広げる日常冒険物語。
近所の犬が殺されたのを発見した Christopher は、その犯人を突き止めるべく「探偵」となり事件の調査を始めます。
そして調査の中で様々な隠された事実を発見していった彼は、ついに彼にとっての「大冒険」へと旅立つ決心をするのです。
この少年の心の動きを追いかけるのが本書の最大の読みどころです。
Christopher は高度な数学的能力を持ち、あらゆる事を論理的に考え、自分の中の規則に徹底して忠実に行動する、ちょっと変わった少年です。
読者も最初のうちは彼の行動にじれったさや取っつきにくさを感じるかもしれません。
でも。
おそらく10ページも読まないうちに、彼の独特の世界と本書の独特の雰囲気にまるまる呑み込まれてしまうことでしょう。
そしてそのまま一気に最後のページまで読み切ってしまうことになるでしょう。
抜群に面白いです。
これまでに読んだペーパーバックの中で文句なしのNo.1です。
短い夜の出来事―奇妙で愉快なショートショート集 (講談社文庫)
★ママのボトル
繊細かつ優美、郷愁まで感じさせるママのボトルに入っているのは、普通とは酔わせ方の違う酒。
ショートショートの模範ともいえる一品。
★影屋
ガキ大将だったわたしは、仲間を引き連れコウモリを撃ちなる遊びをよくやった。
ある日、影屋を名乗る黒ずくめの男が村にやってきて…。
★雪の降る町
樅の木の並んだ街路。レンガ作りの時計台。連なる家の雪化粧。
小雪温泉までの道中、わたしはタクシードライバーを相手に、三年前に訪れた不思議な町での思い出ばなしを語りはじめる。
★まねき影
岬までのバスの中、若い女性の隣に変てこな老人が腰掛けた。
老人はだしぬけに、女性に向かってポケットに突っ込んだ右手を出すよう声をかける。
氏の本は、読み終わっても本棚に大切にしまっています。
ときどき読み返し、独特の世界観にひたるのが好きです。